[2019年8月1日]
その男の子がその男の子が、おばあさんの孫なのかどうかわかりません。(恐らく違うと思いますが)
車で信号待ちをしているときでした。
郊外の比較的交通量の少ない道幅の広い国道です。
ゆっくりした足取りのおばあさんが横断歩道を渡っていました。
こりゃ渡り切れないぞ、と思ったのも束の間、半分くらいに差し掛かった時、歩行者用の信号が点滅し出し、間もなく赤に変わってしまいました。
さすがに慌てるおばあさん。
その時、小学4〜5年生くらいの男の子が、おばあさんの後ろから駆け寄り、横にピッタリと寄り添って一緒に歩き始めました。
そして、片手をあげ、こちらに会釈したのです。
渡り終えると、男の子は野球帽をとって、ペコンと私にお辞儀をしました。
「いい子だな!」 と思わずつぶやいた私のまぶたがちょっと熱くなりました。