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学研CAIスクール
中村橋教室

[2011年7月8日]

頑張る子どもたちの挑戦(舞子高校)

兵庫県立舞子高校は、全国で唯一 「環境防災科」 があります。
この高校は、宮城県石巻市に18人の生徒を派遣し、ボランティア活動を行いました。
同科は、阪神淡路大震災の教訓を後世に残し、地域防災の担い手を育てるために2002年4月に開設されました。
1学年40人で、これまでも水害のあった兵庫県豊岡市や佐用町でボランティアとして活動してきました。

今回は、一般ボランティアとともに4月6日に現地に入りました。
高校生たちを待っていたのは、1階が水没した石巻市立貞山(ていざん)小学校。
断水と停電、電話の不通が続く中、こびりついた泥を掃除しました。
また、隣の市立山下中学校でもヘドロのかき出しや床の清掃を行いました。

生徒たちは、あまりの惨状に絶句したそうです。
「テレビで見ているだけでは、ヘドロのにおいや感触はわからなかった」 と語っていました。
強い余震に襲われ、清掃活動がストップしたこともありましたが、環境防災科の生徒全120人が交互に宮城県入りし、継続的に清掃や避難所支援に当たっていく予定とのことです。

参加した高校生たちは、 「自分たちは決まった時間しか活動しなかったが、被災地の人たちは復興するまでがんばり続けなければいけない」 と、継続的な支援の必要性を感じたそうです。

高校生たちも自分たちにできることを精一杯考えているのです。



私も、前回は仙台止まりでしたが、今夏は被災地に入る予定です。