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学研CAIスクール
中村橋教室

[2011年7月18日]

足るを知る

「この夏、部屋の設定温度は30度にします!」
間髪入れず、一斉にブーイング。
6月中旬のことです。

生徒達は、先々週までは、 「暑い!」 「全然涼しくない!」 などを連発していましたが、先週あたりからは、ぱったり言わなくなりました。
きっと、文句を言っても変わらない状況にあきらめたのでしょう・・・

6月下旬には扇風機を設置し、机の上には「うちわ」を常備。
これで、かなり暑さ軽減です。
教室に入ってくるや否や、扇風機の前に陣取ったり、うちわをパタパタとあおいだりと、昨年までとは違う光景が見られます。
連日35度を記録しているここ数日も、文句が出なくなりました。

さらに、明るいうちからブラインドを閉めて窓から伝わってくる熱を遮断し、冷房は除湿運転にして室内の湿度を25%以下に下げました。
室温が30度でもさらっとして結構快適です。
最近は、みんな 「お〜っ、涼し〜い」 と言って入ってきます。

慣れれば、慣れるもの。
我慢しようとすれば、我慢できるもの。
日常生活で、知らず知らずの内に必要以上のものを求めていたことに、改めて気付かされました。
被災地の現状を考えれば、軽はずみなことは言えませんが、子どもたちにとっても、 「足るを知る」 という経験は大事だと思います。


ps
授業の始まる前も徹底した節電に努め、なんと消費電力が昨年比約45%ダウンになりました。(6/7〜7/6)
今まで、なんと無駄なことをしていたのかと思うことしきりです。