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学研CAIスクール
中村橋教室

[2011年8月15日]

涙の特訓

家から自転車でゆっくり走って30分ほど。
光が丘公園に散歩に出かけました。 この暑さにもかかわらず。
でも朝早かったので、とても爽快でした。


野球場の近くのちょっと広いスペースのある所で、自転車の練習をしている親子を見かけました。
子どもは、幼稚園年中さんくらいでしょうか。

練習というより特訓と言った方がいいでしょう。
まさに、巨人の星の星一徹と飛馬のごときです。
(ちょっと古いですね)
大リーグボール養成ギブスならぬ、両肘両膝のプロテクターにヘルメットという完全武装です。

子どもは、お父さんの自転車を支える手が離れると、数秒でバランスを崩して転んでしまいます。
そして、すぐさま自分で自転車を起こし、またお父さんに支えてもらって、こぎ出します。
しかし、またあっけなく倒れてしまいます。

その間、お父さんは無言です。
子どもも 「あっ!」 とか 「クソッ!」 とか 「いてーっ」 以外は言葉を発しません。
同じことを何度か繰り返すうちに、子どもはしゃくりあげて泣き出します。
でも、やめません。やめるどころか、前にも増して頑張ります。
頑張るというより、だんだんむきになってきます。

これを何回繰り返したでしょうか。
そしてついに、2m、3m、5m・・・ヨロヨロとしてまだまだ危なっかしいのですが、自分の力だけで自転車を操れたのです。

泣き笑いで顔はぐしゃぐしゃです。
そして、お父さんとハイタッチ。

思わず拍手をしてしまいました。
この子の根性に脱帽です。


ふと、この子のようなど根性がうちの生徒にも欲しいなと・・・


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