[2011年9月25日]
スペシャルオリンピックス バスケットボール競技会に1日だけでしたが応援しに行ってきました。
この競技会は、9/23から25日まで国立オリンピック記念青少年センターで開催された 「スペシャルオリンピックス日本 2011年 第1回全国バスケットボール大会」 です。
※スペシャルオリンピックスとは知的障害者による世界規模のスポーツの祭典です。
今回のバスケットボールの全国大会は、国内からアスリート約350人が集まった大規模な競技会でした。 (東北からの参加もありました。)
秋は、関東大学バスケットボールリーグ戦も9月上旬から始まり、決勝戦の10月末まで、母校を応援しに何回か見に行きますが、スペシャルオリンピックスの試合は大学生の試合とは興奮や感動の度合いと質が全く違います。
大学の方は、自分が単純にバスケが好きだから観ておもしろい。かつての自分とダブらせて楽しむ。いいプレイを見てスカッとする。それ以上の楽しみはありません。感動させられることもまずありません。
しかし、スペシャルオリンピックスの試合は、まさにドラマです。
青春ものの映画でも観ているかのような、奥の深い感動を覚えます。
心を打たれます。
シュートが決まったときの、もうこれ以上表現できないくらい全身で表す喜びのガッツポーズ。 (何度もシャッターチャンスを狙っていましたが、コンパクトカメラでは追いきれませんでした。)
これには、興奮する、感動するという単純な感覚ではなく、胸に迫るものがあります。
なでしこジャパンの選手にも、プロ野球の選手にも、オリンピック選手にもない満身で表す歓喜の表現です。
全身から全てのアドレナリンが湧き出すかのごとく心底から “やったー!!!!!” と雄たけびを上げ、狂喜のあまり転んでしまう選手もいるほどです。
ベンチの控えのアスリート達の応援も半端ではありません。
まさに、欣喜雀躍です。
その一方で、思い通りに試合ができなかった子が大泣きしています。
周りもはばからず、地団駄を踏んで思いっきり自分に腹を立てています。
そして、チームメートがその子を一生懸命慰めています。
真剣で、純粋で、ひたむきで、そして温かい思いやりがあって・・・
彼ら彼女らから、人として一番大切なものを教えてもらったような気がしてなりません。