[2012年1月3日]
新年明けましておめでとうございます。
平成24年は、心機一転すばらしい年に、そして日本をすばらしい国にしていきたいと、心底思っています。
政治にしても、経済にしても、教育にしても国民一人ひとりがもっともっと賢くなって行動していかなければならない、と痛切に感じたのです。
“○○がダメ” と批判するのは簡単です。
その前に、さまざまな正確な知識を得て、物事の本質を探りそして学び、判断力を養い、知恵を絞り、東北の方々を見習ってエゴイストには決してならず、人に任せることなく自らが行動できるようになっていかなければならない。
一人ひとりがそうなっていかなければ、日本は本当の意味での復興はほど遠いのではないかと憂慮するのです。
そして、そのために子どもたちにとっては、今まで以上に 「自律した自ら学んでいく姿勢」 が必要となるでしょう。
12年間の塾の指導コンセプトは、まさにこの 「自律学習」 でした。
つまり、 「教わったあとに自分でどんどん学んでいくという学習の意義を認識させること」 です。
今年は、さらに単に言葉として掲げるのではなく、この抽象的な事柄を具体的な形で実践するための施策をどんどん講じていきます。
私自身、震災以降原点に立ち返って深く考えさせられました。
本来何をしなければならないのだろうと。
手前味噌で恐縮ですが、遅ればせながら昨夏より 「教育カウンセラー」 の勉強を本格的に始めました。
今までは、有名校の校長先生、教育評論家、臨床心理士、精神科医、有名予備校カリスマ講師、教育コンサルタントなどによって書かれた本を乱読したり、講演会やセミナーを聴講したり、コンサルテーションを受けたりして学んできました。
さらにもっと本質的なことを追求するために、きちんと教育カウンセリングの原理、カウンセリング理論やスキルなどの分野を大学の講義や資格団体の研修を受けてアカデミックに学び始めました。
現在、某高等学校のスクール・カウンセリング (キャリア・カウンセリング) のお手伝いもさせていただけるようになりました。
塾でできることは限られているかもしれません。
たかが塾、しかし されど塾 です。
決して思い上がっているわけではありません。塾でしかできないことをやっていくだけです。
子どもたちに対する熱い思いは負けません。