[2012年1月28日]
中2のTくんは、昨年暮れから図形の証明問題にかなり奮闘していた。
これで、3回目の授業。
学校の授業より多少遅れをとっているが、定理や合同条件などがわからないと、先々困ってしまうので、ここは踏ん張りどころ。
でも、やはり・・・
もともと数学は嫌いではない。だからやる気は大いにある。これが何よりの支え。
出来なくても決してへこまない。 腐らない。 投げ出さない。
そして、4回目の授業。
いきなり問題ができた。
「実は、先生。 今朝6時に目が覚めて、暇だったから数学の勉強したら、何かできた。何か知らないけど、ずっごく頭が冴えていて、どんどんわかっちゃったんだけど・・・」
朝6時に起きて、暇だったから数学を勉強・・・
なんて今までそんな立派な生徒いたか?
まず、それに驚愕した。
言う通り、どんどんできた。
応用問題もスラスラ解けた。
12年間教えてきてこんなことなかった。
子どもたちの潜在能力はなんてすばらしいのだろう。
Tくん、本当におめでとう。
まさに開眼である。