[2012年3月16日]
本年度最後の合格発表は、3/14でした。
無事合格。
電話の向こうの嗚咽に、涙をこらえ切れませんでした。
3年前、仙台へ大学病院に入院のために引っ越した女の子です。
3.11で、自宅は難を逃れましたが、最愛の母親を亡くしてしまったのです。
お母さんの遺志を継ぐために、埼玉の親戚には身を寄せず、身寄りもなくたった一人仙台に残り苦難を乗り越え頑張りました。
「お母さんが合格させてくれたと思う。
私にとてつもない力を与えてくれたの。 自分でも信じられない・・・。
私の中にいつもお母さんがいる。 だからこれから頑張らないわけにはいかない。
絶対絶対・・・。」
現実は皮肉過ぎます。
受け入れがたい不条理が彼女を強く逞しく、そして本当の優しい心を与えました。
彼女には、「頑張って」 と軽はずみな言葉は決してかけられません。
きっと、これから東北を支える一人となっていくことでしょう。