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学研CAIスクール
中村橋教室

[2012年3月29日]

ちょっと気になる言葉

この頃、気にかかっている言葉があります。

先日、ある学校のキャリアガイダンスのオブザーバーを務めさせていただいたときのことです。
オブザーバーという立場だったからかどうかはわかりませんが、「ご苦労様でした」 という言葉を少なからずいただきました。他の同席の方々に対しても同様でした。
この言葉には心なしか違和感を感じてしまいます。
どうやら、同じような感覚を抱いた方もいらっしゃったようでした。


遡ること約30年前、私自身が始めて社会に出て上司に最初に教わったビジネスナマーは目上の方に対する挨拶でした。
「 “ご苦労様です” ではなく “お疲れ様です” と言え」 と。
しかし、これも調べてみると、本来は目上が目下をねぎらう言葉とのこと。

やはり、慰労したり感謝したりするときの言葉は、「お疲れ様」 「ありがとう」 「お世話様」 といった日本の昔からのきれいな言葉が自然ではないかと思うのです。


実は、この言葉には随分前から気にはなっていたのです。
主に春と秋には学校説明会や個別相談のために幾つかの学校に出向きます。学校に伺うたびに、言葉一つひとつに学校のスタンスが如実に表れるものだと感じてしまいます。
“ゴクロウサマ・・・” と声を掛けられるときがあります。
文化の違いなのか、それともそもそも目線が違うのか、つい色々と詮索してしまいます。
悲しい性なのかもしれません。


ところで、子どもたちに、ソーシャルスキルとして感謝や謝罪や挨拶の仕方や言葉遣いを教えなければならない昨今ですが、どうしてどうして、たまたま元気な子が揃ったのかもしれませんが、この春の小学生の塾生は皆元気よく挨拶してくれるのです。

春期講習で朝一番 “おはようございます!!” の元気溢れる挨拶にその日の活力をもらえるのです。
小学生のみんな、ありがとう。
でもトイレはきれいに使ってくれ!!
今日も、テンションの高い一日でした。


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