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学研CAIスクール
中村橋教室

[2012年5月14日]

がんばれ社会人一年生

卒塾生と一献傾けました。
4月の入社後約1ヶ月弱の研修を終えて正式に配属が決まったとのこと。
サプライズのプレゼントも用意して、お祝い気分で久々の再会・・・ のつもりでした。
ところが、 「自信が全くなくなってしまった。どうすればいいのか」 というかなり深刻な相談でした。

塾に在籍していた当時は、とても成績優秀な生徒で、とんとん拍子に高校、大学と希望通りに進み、そして希望通りの企業に就職できたのです。
しかし・・・
期待と現実との大きなギャップにあえいでしまったようです。
ちょっとした不条理や厳しさに耐えられず、失望感や無力感が苦難を克服しようとする気力を萎えさせてしまったのです。
今まで、あまりにも順調に来てしまったのかもしれません。
我慢しなければならない、耐え忍ばなければならない、そして乗り越えなくてはならないことに始めて直面したのでしょう。


ところで先月下旬頃の話ですが、聖路加国際病院理事長の日野原重明さんの講演内容の新聞記事に目がとまりました。
その中に、日野原さんが主催する 「新老人の会」 の三つのスローガンというものが紹介されていました。
一つ目は、 「愛すること」。 愛し、愛されて生きることが必要。
二つ目は、 「やったことがないことを始めること」。
そして三つ目は、 「耐えること」。 耐えることで感性が高まって、苦しんでいる人をサポートすることができる。
そして、この 「新老人の会」 では、子どもに平和を教えているとのこと。戦争はあってはならない。平和を教え、命とは何かを教えている、とのこと。

これを酒の肴に、話は尽きませんでした。
いつの間にか、彼は元気と活力を取り戻し、 「明日から頑張ります」 と、とてもいい顔になったのが印象的でした。
そして、何よりも元気づけられたのが、私自身だったのかもしれません。
恐らく、いや確かにそのようです。

余談ですが、彼はお酒のめっぽう強い。私の3倍以上は軽く “たしなんで” いました。
聞けば、ご両親は熊本生まれだそうです。
私の大学時代の友人も、小学校の頃から “おやつ” の時間に普通に焼酎を飲んでいたそうな・・・。
あっぱれ九州男児。



石神井公園にて

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