[2012年12月25日]
先週、小学校高学年(男の子) の多い日に、クリスマスのちょっとした話題で盛り上がりました。
話題は、やはりプレゼントの中身です。
圧倒的に “ゲーム” なのですが、聞けば、親に既にちょっと釘を刺されている様子。
しまいには、 「僕、あんまり欲しいものはないな・・・」 とつぶやく男の子もいたりして。
家庭の事情はさまざまなようです。
「でもオレ、このあいだ、お願いしたぜ!」
と元気に小5の男の子。
「誰に?」
と同じく小5の男の子。
「えっ? サンタだけど・・・」
一瞬沈黙がありました。
そのやり取りを聞いていた小6の女の子は、目を丸くして何か言いたげでしたが、言葉を飲み込んでいました。
「いないと・・・何となく思うんだよね・・・たぶん・・・」
と真顔で小6の男の子。
この会話はどこに行くんだろうと、ハラハラドキドキしながら聞いていました。
夢を壊したくなかったので、私は知らぬの半兵衛を決め込みました。
「でもね・・・ アメリカの軍隊とカナダの軍隊が共同で、サンタを追跡するそうだよ」 と私。
一同 「えっ? 何それ!!」
ということで、米軍とカナダ軍が共同運営する北米航空宇宙防衛司令部 (NORAD) が毎年恒例のサンタを追跡するプロジュクトについて、みんなに紹介しました。
12/23付けの新聞にも紹介された記事です。
新聞記事によると、人工衛星とサンタを同時に追跡できるのか、との質問に広報担当者は、
「いくつもの物体を同時に追跡できます。サンタはものすごい速さで移動するのですが、私たちの人工衛星は、トナカイの鼻から出る赤外線を探知して、サンタを追跡できるのです。」
このとき、小5の男の子は、我が意を得たり、という満足げないい表情が忘れられません。
そして、サンタが実在するかどうかについて、NORADの見解がとても粋です。
「50年以上に渡る追跡から導き出された結論は、サンタが世界中の子どもの心の中に実在し、愛されているということだ」 としています。