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学研CAIスクール
中村橋教室

[2013年12月9日]

三人の旅人

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東南アジアのある国の童話で、このような話があるそうです。

ある満月の夜、三人の旅人が峠の上に座って月を見ていました。
一人の男は、月を観て両手一杯の金色に輝く黄金が欲しいと思いました。
隣に座った男は、月を観てつきたての餅の二つか三つでもたべたいなあ、と思いました。
もう一人の男は、つきを観て、故郷にいる愛しい人は無事であるだろうか、と思いました。
同じ月を観て別々のことを思う、人の心の不思議さよ・・・


人の心とは面白いもの。そのありようによって違うものに見えてくるというのは、皆が経験していることでしょう。
正しくものを見るということは、この心のありようにかかっていると思います。
執着する心によって正しきもの、本当のものを見失わないようにしたいものです。



さて、ものの見方、とはちょっと違いますが、
先月、スポーツ振興くじ(toto)の「BIG」の1等当選金が10億2円、というニュースを聞いて、早速子どもたちに聞いてみました。
「10億円当たったら、どうする?」 と、

予想通り、でもあったし、とても意外でもあったし、子どもたちの違った一面(感覚)が垣間見えた気がしました。

最多は 「貯金」   ・・・何か夢がないなあ
「10万貯金して、あと何か買う」  ・・・やはり、10億という数字はピンとこないよね
「ゲーム10本買う」  ・・・やはり
「サッカーボールを買う」 ・・・とにかく、今欲しい物だね
「メッシに会いに行く」  ・・・なるほど、10億円必要か
「田舎のおばあちゃんにセーターを買ってあげる」  ・・・なんとまあ、やさしい
「おうちで盛大なパーティーをやる」  ・・・先生も呼んでね
「別に欲しいものない」  ・・・とても寂しい
「うち、ぼろいから家を建てる」  ・・・しっかりもの

とまあ、みなさん現実派です。