[2014年4月27日]
小学生がとても明るくて元気です。はじけています。
まずは、あいさつ。
元気さを文字で表しにくいのですが、
「こんにちは〜〜っ!!!!!」 と、トーンが高く、語尾がやたら伸びます。
やはり、元気なあいさつは、すこぶる気持ちがいいですね。
他の生徒の共鳴を呼び、さらにみんな笑顔で元気になります。
そうして、とてもいいテンションで学習に入ると、切り替えも早く集中できるようです。
わかったときや、できたときに発する “よしっ!” がよく聞こえてきます。
ただ、その一方で、ちょっとしたことでよく泣きます。
いやいや、怒られて怖くなって泣くのではなく、そのほとんどが恐らく 「悔し涙」 の類ではないかと思います。
でも、ちょっと冷静に観察してみると、それだけではない様子も窺えます。
涙がこぼれてくると、言葉が極端に減ってきますので、実のところ本心はわかりませんが、いろいろな感情が入り混じっているようです。
例えば・・・
「どのように考えたのかを説明してください」 と言った数秒後に涙ぐんでしまう。
「この角度はどうして30度になるの?」 との問いに、口を真一文字に結んで、次第に鼻をグスリ。
1人で算数の問題に取り組んでいると、急に声を殺して涙をこぼし出します。
計算問題ができなくて、すすり泣きながら大粒の涙をノートにポタポタと。
予想外の反応に、私が戸惑ってしまいます。
これらは、同じ生徒ではありません。
実は中学生でも泣きます。
昨年の冬期講習で、あまりにも怠けている中3の男の子に叱責したとき、おいおい泣き出しました。
でも、この一喝が彼の目を覚まし、結果論ですが功を奏しました。
小学生のベソかきは、それとは状況 (場面) が全く違います。いったい何だろう?????
また不思議なことに、全く平然としているときもあるのです。
だいたい共通している場面は、状況を説明しようとしたり、解決するために何かアクションを起こそうとしたりしようと思っても、言葉が出てこなかったり、うまく文章にならなかったり、あるいはどうしていいかわからなかったりするときです。そして、ほとんどが算数の学習時です。
そのときに、悲しさ、悔しさ、情けなさ、苦しさなどを抑えることができず、それらがミックスした感情がぐぐっとこみ上げてくるようです。
そうなると、自分でも訳がわからなくなって、ただ感情の趣くままとなってしまいます。
ある教育系のサイトのオンライン投票にこのような調査がありました。
「最近、お子さまが泣いたことはありますか? どんな時に?」という質問の投票結果が出ていました。
(投票数:1191票 投票期間:2014/2/17〜3/2)
よくある 16.3%
たまにある 36.5%
ある 16.9%
合わせると、なんと69.7%。 約7割が 「最近泣いた」 という結果です。
この数字、どう思われるでしょうか?