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学研CAIスクール
中村橋教室

[2010年3月21日]

成長は“なぜ”から

こどもの心は素直である。
わからないことがあれば、すぐに問う。“なぜ、なぜ“ と。
こどもは一生懸命である。熱心である。
だから与えられた問いを懸命に考える。
考えて納得ゆかなければ、どこまでも問い返す。“なぜ、なぜ“ と。

こどもの心には私心がない。とらわれがない。いいものはいいし、わるいものはわるい。
だから、思わぬものごとの本質をつくことがしばしばある。
こどもはこうして成長する。
“なぜ” と問うて、それを教えられて、その教えを素直に自分で考えて、さらに ”なぜ“ と問い返して、
そして日一日と成長してゆくのである。
                                        松下幸之助『道をひらく「なぜ」』より抜粋

子どもたちの成長は “なぜ” と問うところから生まれてきます。
そして、それを大事にしたいと常々思っています。

ところで、教室に面した通りは桜並木で、毎年春期講習中は絶好のお花見ポイントになります。
先日、ある小学5年生がこの桜並木を窓から眺めながら “桜のつぼみがふくらんできたね” と、ぼそっと言ったことをきっかけに、桜の種類や今咲いている花の話にどんどん発展していきました。

ソメイヨシノ、八重桜、梅、桃、杏、菜の花、チューリップ・・・ と、そのとき4生の男の子が、“なぜ桜は毎年いっしょ(いっせい)に咲くの?“ と素朴な疑問を投げかけてきました。
“う〜ん、先生もよくわからないな“  ということで、早速全員で「桜」について百科事典とインターネットで急遽調べることになったのです。