[2015年5月13日]
小5の男の子が、教室に入ってくるなり、
「先生、バンソコ!」
「バンソコがどうした? きちんと理由を言ってから、『バンソコください』と、言いなさい」
いつものやりとりです。
「爪が痛い、だからバンソコ・・・」
「爪は痛くないだろう、指だろう」 とツッコミを入れます。
いつもこんな感じで、漫才になってしまいます。
子どもたちには、普段の会話もきちんと文章にして話しなさい、と常々言っています。
これも国語の大事な学習の一つ。
それはさておき、
塾に辞書は欠かせませんが、絆創膏も欠かせない常備品となりました。
もう少し暑くなって蚊が出てくるようになると、 「キンカン」 も活躍します。
これは、眠気覚ましにも、もってこいです。
鼻の下に、ほんのひと塗りするだけで、抜群の効果を発揮します。
好んでつけたがる子どももいます。ちょっとヘンです。
さて、なぜゆえに絆創膏なのかというと、子どもたちの指を見ると、擦り傷や切り傷ではなく、指先がささくれ立っていたり、あかぎれのようになっていたりしています。
一番多いのが爪のトラブルです。
爪が割れていたり、深爪をしていたりしています。
つい先日は、手の爪ではなく足の爪のトラブルでした。見事に割れていました。
どうするとあのようになってしまうのか、とても不思議です。体育でそうなってしまったのだとか・・・
カルシウム不足かな、とも思います。
そこで、爪について調べてみると、意外なことの連続でした。
ちょっと爪に関するうんちくを・・・
爪を切るときは、白い部分は全て切ってはいけないそうです。
指先の見えない程度に爪を残し、水平にまっすぐ切って、両端の角は爪やすりで少し落とす 「スクエアオフ」 という切り方がいいそうです。
そうすると、トラブルが少なくなるとのことです。
そして、指の形に沿って丸く切るのは間違いだそうです。
特に足の爪は、無理に角を丸く切ろうとしないようにした方がいい。
なぜなら、深爪になってしまう危険があるからです。
爪切りは、切れ味のいいものが、やはりいいとのこと。
爪は髪の毛と同じたんぱく質の一種の硬ケラチンでできており、三重構造になっています。
切れ味の悪い爪切りできると、この層がはがれてしまい、トラブルのもとになります。
パチン、パチンと大きな音がしたり、少しだけ切ろうと思っても刃が滑ってうまく切れなかったりするようであれば、切れ味が悪くなっている証拠です。
刃先同士が微妙にかみ合わないようになっているものの方が、切れ味が長持ちするそうです。
さらに、水平に切るためには、刃先がカーブしているものではなく、まっすぐになっている直刃タイプがお薦めとのこと。
そして、本当は爪切りは使わずに、爪やすりで処理するのが一番とのこと。
爪切りを使うことで、多少なりとも爪の層に圧力がかかり、ダメージを与えているからです。
最近の子どもたちは、偏った食事が原因で、爪の質が低下している傾向にある、との指摘もありました。
確かに、子どもたちの爪を触ってみると、妙に薄くて柔らかいのです。
最近、子どもたちの爪だの、猫背だの、花粉症だの・・・
勉強面以外のことがどうも気になります。