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学研CAIスクール
中村橋教室

[2015年8月16日]

未来にはばたく子どもたち

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この夏休み、3人の卒塾生が顔を見せに来てくれました。
みんな立派に大学生になりました。
先日は、ある百貨店の食器売り場で、10年前に卒塾した生徒のばったり会いました。店員としてキビキビ働いていました

来てくれる生徒たちは、ことのほか輝いています。
彼らの笑顔を見ただけで、目頭が熱くなってきます。
ただただその立派になった姿を見て、感動がこみ上げて涙が出そうになってしまいます。


彼らが、高校、大学、そして社会人と進んでいくにつれ、時代も変わり、社会も変わっていきます。
つまり子どもたちは、 「現在」 とは違う、 「未来」 を生きていきます。
そして、これからの日本を担っていきます。

だから、教育も現在ではなく、未来に役立つものでなくては意味がありません。
しかも、子どもたちが生きる未来は、かなり困難な社会になるでしょう。
グローバリゼーションの波が今よりもさらに大きくなり、いろいろな国のいろいろな価値観に揉まれながら、逞しく生き抜いていかなければならない時代になっていくでしょう。

おまけに 「現在」 のツケが重くのしかかってきます。
我々が作った1000兆円の借金を返していくのは、子どもたちです。
そして、世界や日本の平和を守っていかなくてはならないのは、子どもたちです。

それなのに、今の日本の教育は、現在の社会をきちんと教えていないのではないでしょうか。
シビアに現代の社会を教えると、いろいろな問題も提起されてしまうからでしょう。
正直、子どもたちに話したくないような、将来が悲観されるようなことが数多あるからでしょう。
大人は、正解を教えるということではなく、子どもたち自らの頭で考えさせるように仕向けることができればいのです。
本当の 「現在」 を知らずして、 「未来」 を正しく考えることなどできるはずもないと思います。


今、日本の安全保障のあり方を巡って、若い人たち (特に高校生) も、真剣に向き合おうとしています。
終戦から70年、記憶を次世代につなげ、平和を享受していかなくてはなりません。
そのため、今、この平和を脅かす法律に対して声を上げ、議論を湧き起こす一方で、子どもたちに 「現在」 とそして 「過去」 をきちんと教えていくことが大人の役割であり、教育の使命だと思うのです。


未来を生き抜いていく力は、そこから生まれてくるはずです。