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学研CAIスクール
中村橋教室

[2016年1月29日]

スカッとしたよ!

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「先生!!! スカッとした 最高」
4年生の女の子が、元気な声を上げながら教室に入ってきました。

話を聞くと、悪さをしていた意地悪な男の子が先生に見つかって、こっぴどく怒られたそうです。
先日の雪の降った数日後、溶け残って固まった雪を校舎の壁に投げていたところを先生に目撃されて怒られ、さらに逃げようとして雪に足を滑らせて大胆に転び、ケガを負ったとのこと。そして怒られながら保健室へ・・・
それを聞いた4年生の女の子は、胸のすく思いだったそうです。

その日の塾での勉強は、何とも調子がよく、いつになく積極的でした。


さて話は変わって、昨年 『下町ロケット』 というテレビ番組がありました。中小企業が元請の大企業に対し、自ら主張を貫くという話です。
「下請けの分際で何を言うか」 という上から目線の大企業に対し、高い技術力を持つ中小企業が一致団結して対抗し、大企業を圧倒していく姿は多くの人の共感を得ました。

また、さらに遡って、 『半沢直樹』 というドラマが人気を集めました。
こちらは上司の不正によって陥れられた主人公が、仲間とともに、その不正を暴いていくという内容です。
この時主人公が言った 「やられたらやり返す、倍返しだ!」 という言葉は流行語になりました。

これらのドラマは、昔の 『水戸黄門』 を思い出させます。
このドラマの最後で、ご老公水戸光圀のお付きの助さん格さんが、 「このお方をどなたと心得る。おそれ多くも先の副将軍・水戸光圀公なるぞ。ご老公の御前である。頭が高い、控え居ろう」 と、あの印籠をかざし、悪人たちがひれ伏す場面は、何とも痛快です。
いつの時代でも、善人が耐えに耐えて、悪い悪人を倒すという勧善懲悪のドラマは人気があるようです。


ドラマだけでなく、ネットでも 『スカッとする話』 というウェブサイトがあるのを中学生から、教えてもらいました。
ここでも、悪い人間には罰が当たる、という実話が人を惹きつけているようです。

一方で、良くも悪くもネット用語なるものも氾濫しているのに驚きました。意味の分からない略語も少なくありません。
また、いくらスカッとする、と言っても事実としたらちょっとやり過ぎでは? と常識を疑うようなことも・・・
正しい見識を持ちたいものです。