★ 定期考査は全員同じ問題です。
だから、学校の試験は自分の力とうまく釣り合いません。
学校で受ける定期試験や模擬試験では同じ学年の生徒は全員同じ試験を受けます。
これだと英語の苦手な人は毎回30点未満の成績しかとれないかもしれませんし、英語の得意な人は毎回95点くらいとれてしまうでしょう。
自分が勉強した手ごたえを十分に感じることが難しいのです。
★ 受験する級を選べます。
つまり、目標が明確で自分の力に応じた学習ができます。
英検なら、例えば中2の後半で英語が苦手な人は5級を受けることができますし、英語が得意な人は3級や準2級を受けることができますから、その時の自分の力にぴったり合ったレベルに挑戦することができます。
ですから、自ずと頑張ることができます。
また、短期的な目標を持つことは頑張れるためのエネルギーになります。
例えば長距離走を考えてみてください。中間地点くらいでは疲れてしまって「もうやめたい」と思ってしまう人も、ゴールまであと50メートルとなると全力でラストスパートしますよね。
英語の勉強も同じです。英検は6月と10月と1月にあります。
最終的なゴール高校入試までのあいだに小さなゴールをたくさん作っておくと自然に頑張ることができるのです。
★ チャンスは1回限りではありません。
ダメでも同じ級を再チャレンジできます。
英検は年に3回受けることができます。
そのたびに一つずつ上の級に挑戦することもできますし、たとえ不合格であっても、点数によって不合格A、不合格B、不合格Cとランクがつきますから、自分の力に合わせて目標設定をすることができます。
これならきっとがんばり続けることができるでしょう。
★ 英検の勉強は、受験勉強に直結します。
もちろん、定期考査にも大いにプラスになります。
学校の定期試験は教科書の本文が中心の問題になりますが、高校入試では、リスニングをはじめ、長文読解、会話文読解など、応用力が必要になります。
全国的に見て、総合的なコミュニケーション能力を問う問題が増える傾向になっています。
英検の問題はどの級でもコミュニケーション能力を問う問題が中心になっていますし、上級になるほど、長文読解やリスニング問題の文章が長くなっていきますから、5級からはじめて一歩ずつ上の級を目標にして勉強していくと、高校入試を迎えるころには、総合的な英語力がついていくのです。
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◆◇◆ 時代の要請としての英語 ◆◇◆
当たり前のように能力を問われるようになった英語
インターネットが世界の国々の間の距離をどんどん短くしています。
企業は高い英語運用能力を持った人材を必要としています。そのため、英語を必須の能力として習得を義務付けている日本の企業も事業規模の大小にかかわらず増えてきています。
生活にも浸透
ビジネスの分野だけでなく、音楽・スポーツ・芸能を初めとする文化活動や、ボランティア活動、娯楽に至るまで様々な場面において英語能力は重要な要素になってきており、これからは、生活自体の幅にも大きく影響してくることでしょう。
高校入試現場では
このような“社会や時代の要請”とも言える状況に対応して、高校や大学も英語力の高い生徒に対して入試の際に優遇措置を設けたり、取得した英検の級によって単位を与えたりするなどして、英語のできる学生を集めようとしています。
日本英語検定協会によると、2009年度入試において、高校入試で全国延べ860校が英検取得者を優遇しているとのことです。一定の級の合格者は合格判定で優先されたり、内申点に加算されたりしています。
一般入試で389校、推薦入試で501校が認定制度を採用しています。
一方で学校の評価よりも正当に評価されるのも事実