定期考査対策授業の指導方針・方法について
定期考査対策授業の時期と対象中学校
●実施時期・期間 ――― 2週間前 or 1週間前(部活所属の生徒)
定期考査対策授は通常授業の一環として実施いたしますので、当該月の授業料の範囲内で実施いたします。
つまり、追加授業料はいただきません。
定期考査2週間前あるいは部活に所属している生徒は活動が休みになる1週間前から、通常授業の倍以上の時間を取って試験対策のための特別授業を通常の通塾曜日・時間とは関係なく基本的にほぼ毎日実施いたします。
但し、定員の関係で毎日実施できない場合もあります。
また、全ての教科・単元の学習は、塾での学習や指導を必要とする訳ではありませんので、その都度本人と相談しながら効率の良い学習方法をアドバイスいたします。
●対応中学 ――― 国立中学、私立中学にも対応
現在、公立中学校は練馬区では、中村中・豊玉中、貫井中、南が丘中、開進二中、開進三中、練馬中。中野区では、北中野中、第八中、第七中 に対応しています。
もちろん、これらの学校以外や区外の学校にも対応いたします。
以上の練馬区、中野区の近隣の公立中学校はもとより、国立中学校、私立中学校の独自の教科書や学習内容にも対応しております。(「体系数学」「PROGRESS」「トレジャー」など)
国立中学校は、東京学芸大学附属国際中等教育学校、私立中学校は、富士見中、早実中、明治大学附属中野中、実践女子学園中、日大二中、明治学院東村山中、多摩大目黒中など、その他10校以上の学校に対する指導実績があります。
定期考査対策授業の進め方と内容
●対策方針 ――― 得点力をつけるための実戦練習
定期考査対策は、いかにしてより高い得点をとることができるか、というスタンスで学習を進めていきます。
つまり実戦練習主体で指導いたします。
もちろん基礎学力を着実につけていくことは最低限重要なことですが、「試験で点数を取って、結果を出す」ことによって “自信をつける” ことを期待した効率の良い学習を進めていきます。
従って、定期考査対策期間は試験までの日数と習熟度合いを見極めながら臨機応変に学習内容や方法を変更していきます。
ある程度理解できている箇所をさらに集中して学習して習熟度を上げ、確実に得点できるようにしたり、特に理科・社会などでは、試験までに十分な理解ができそうにない箇所は、敢えて目をつぶったりという、得点することを主眼に割り切った進め方をすることもあります。
●スポーツに例えると、”試合にいかにして勝つか” ということ ――― 勝ち癖をつける
つまり、スポーツで言えば、明日試合だというときに体力もつけなければならないからといって、実戦的な練習をせずに走りこんだり筋力トレーニングばかりやったりしても試合に勝つことは難しい、ということと近いものがあります。
普段は、頑張ったことや真面目に取り組んだことに対して、認め賞賛することによって意欲を高めていきますが、定期試験ではスポーツと同様、勝つことであったり得点できたりすることが、今後の取り組み姿勢やモチベーションに直接影響しますから、とにかく頑張った分の成果として明確な得点という数字を残す必要があります。
勝ちパターンを体得させ、勝ち癖をつけることが大事なのです。
●対策教科 ――― 主要5教科 + 実技4教科
学校別に使用教科書と試験範囲に沿った5教科に完全対応した対策を行います。
また、音楽・美術・技術家庭・保健体育など実技4教科についても一般的な予想問題を用意することができます。
●実技4教科も頑張らせる理由 ――― 実技4教科は良くも悪くも生徒の人物総合評価となる
実技4教科については、主要5教科と違って積み上げの教科ではなく、あまり学力とは関係なくやりさえすれば得点できる教科ですので、しっかり頑張らせます。
一般論ですが、実技4教科の成績が悪い生徒は、主要5教科も押しなべて悪い傾向が見られます。
もちろん、得手不得手あるいは実技4教科については好き嫌いがどうしても出てきてしまう、といったことも影響しますが、そもそもの学習に対する姿勢がこの実技4教科に顕著に表れます。
集中して勉強すれば1日ないし2日もあればできる教科を頑張れない人が、他の教科の学習に力を入れることは出来ないのです。
つまり、基本的な学習に対する取り組み姿勢が実技4教科に表れるのです。
ですから、実技4教科の結果を見れば全ての学習を真面目に真剣に頑張っているか否かが、概ねわかります。
●都立高校一般入試の換算内申 ――― 実技4教科の方がウェートが高い
都立高校の一般入試では、ほとんどが学力検査と調査書点(内申点)によって総合得点が算出されますが、調査書点(内申点)は換算内申と言って、5教科入試の場合では実技4教科は評定(5段階)を1.3倍、3教科入試の場合では1.2倍した数値を合計して換算します。
つまり、1.3倍の場合、「4」は「5」に、「5」は「6」になるわけです。(全ての計算は小数点以下切捨てです。)
実技4教科は重要でないからと勝手に考えていい加減にしていると、高校入試で痛いしっぺ返しを食らってしまいます。
●学習の進め方(学習が比較的順調な生徒) ――― 学習の効率化と予想問題演習
教科毎に試験までの日数と習熟度に応じて学習内容を綿密に計画していきます。
後述する家庭学習とのバランス(家でできることとと、塾でしかできないことの切り分け)を常に考えさせ、常に「効率の良い学習」を意識させながら学習を進めます。
基本的には、徹底した予想問題演習を行っていきます。
試験範囲に合致した多少難易度の高い予想問題のプリントで今まで学習した内容の理解度を確認しながらさらに習熟度を上げていきます。
この学習の中で、自分の弱点や学習の不足している箇所を客観視し、自覚を促すとともに自主的に学習していく姿勢を作っていきます。
学習が順調に進んでいる生徒は、理科や社会など比較的覚える内容の多い教科では、試験直前までに70枚〜80枚ものプリントをこなします。
これだけの量のプリントをこなせるほどの学習ができれば、本番の定期考査で高得点を間違いなく取ることが可能です。
●学習の進め方(学習が少々停滞ぎみの生徒) ――― 得点できる箇所の見極め
学習がなかなか捗っていない生徒については、往々にして試験範囲すら正確に掴んでいないことが多いため、まずはこの試験範囲とどこが大事でどの部分は必ず出題されるのかを確認し、本人に自覚させることから始めます。
そして、基礎学力を上げながらどの部分で得点することが出来るのかを、学習をしながら気づかせ、その箇所を徹底して練習します。
また、覚えておきさえすれば点数の取れる箇所を明確にして、効果的で “楽な” 学習をさせていくことによってモチベーションを上げていきます。
学習の仕方を体得させることも、大きな目的の一つです。
学校の提出物に対する指導
●提出物の点検 ――― 絶好の評価対象です
学校の成績(観点別評価や5段階評定)は、定期考査の点数だけでなく、普段の授業におけるさまざまな場面が評価の対象になっていることは言うまでもありません。
特に、定期考査の実施と連動している提出物に対する評価のウェートは非常に大きく、成績を大きく左右いたします。
また、提出物に対する評価は総合的(人物的)な評価につながったり、意外にも学校の中での良好な人間関係や信頼関係にも波及したりしかねません。
学習面だけでなく学校内の様々な活動(部活、委員会や行事など)において役割を担ったり責任を任されたりして生徒や先生方から信頼を得られるか否か、ということなどにも少なからず影響してきてしまいます。
●提出物は最良の試験予想問題であること ――― 試験問題の元ネタでもある
提出物の多くは、教科書に準拠したワーク・問題集・プリント・ノートなどが主たるものです。
つまり、試験前に試験範囲の勉強を強制的にさせるための方法の一つとして学校が提出を課しているわけです。
また、定期考査の目的は総合的な学力を診断するということよりも、授業をしっかり受けているか、試験範囲の学習をしっかり行っているかどうかを試験しますので、提出物のワークや問題集の中の問題がそっくり出されたり、類似の問題が敢えて出されたりする場合も多いのです。
余談ですが、理科・社会の先生にまれに見受けられるようですが、教科書にも書かれていないような、一見あまり重要でないような事柄や、マニアックな事、ちょっと脱線した面白い裏話などを試験に出すこともあるようです。
出題の趣旨は、ずばり 「授業をしっかり聞いているかどうか」 です。
※問題:徳川家康の死因について幾つかの説がありますが、それらを列挙し簡単な説明を加えなさい。
●提出物に追われてしまうと ――― 極めて危険な状態です
特にこの提出物の比較的多い学校の生徒は、試験対策の学習よりも意識が提出物を仕上げることに注力してしまう傾向にあります。
課題の量が少なくないため、結果的に課題をこなすことで精一杯となってしまうからです。
期日までに何とか仕上げようとして、もはや学習ではなくこなすだけの 「作業」 と化してしまいます。
解答も予め渡されていることもあり、わからない箇所は解決しようとはせず一所懸命答えを写してとにかく期日までに範囲の問題の解答欄に文字を埋めることが最大の目標となってしまいます。
こうなると、もうそこには 「学習する」 という意識は一切働きません。
●提出物に追われないために ――― 普段から少しずつ進める、しかありません
このような本末転倒な事態を避けるため、提出物の内容とそれをやる意味を改めてしっかりと認識させてから取り掛からせます。
そもそも、既に渡されているワークや問題集であれば、指示される前にやるべき箇所はある程度はわかるはずですので、間際になってからやるのではなく、日々の学習として進めていくことが必要であることは言うまでもありません。
家庭学習指導について
誰しも “家での勉強は大事だ” と思っている、けれども・・・
●成績の良し悪しの差とは ――― 意識の程度の差
面白いことに、成績のいい生徒ほど定期考査前に塾の対策授業を受ける回数が少なくなります。
逆に成績の芳しくない生徒ほど、毎日のように対策授業を受けに来ます。
この差は何かと言うと、家庭学習の計画がきちんとできているか否かの差なのです。
根本的には、家での学習計画をしっかり立てて、勉強を進めようとしているかどうかの差です。
成績のいい生徒は、家庭学習でやるべきことと、塾でないと学習できないあるいは解決することができない内容をしっかり区別して学習しています。
ところが、成績の芳しくない生徒は、最初から受身の姿勢になってしまっていますので、自分でやるべきことも、塾で教わろう(解決しよう)としていることも余り深く考えず、自主性のない状態で他力本願で対策授業に臨んでしまいます。
こうなると、学力に関係なく結果は推して知るべしです。
●“楽”に勉強を進めるための方法を指導いたします ――― 自主性を促す
定期考査対策は、まずはこの意識改善を図るための指導をすることから始まるといっても過言ではありません。
しかし、これは容易なことではなく、姿勢や意識を一朝一夕に変えることは難しいのですが、地道な指導と本人に努力を継続させることによって、少しずつ変化してきます。
普段どんなにさぼっている生徒でも、家庭学習の意味や必要性は程度の差こそあれ少なからずわかっています。
ただ、その方法論がわからないために、どんどん楽な方向に逃げているだけなのです。
ですから、方法を教え実践させることによって、「こんなに勉強が楽に出来るんだ」、ということを納得し実感させることが、まず第一歩になります。
これを越えれば、自主性にだんだんと火がついてきます。
「自宅学習 計画/進捗表」の作成指導(試験3週間前〜)
●まずは、「計画ありき」という意識を植えつける ――― 計画の具体化によって
物事を円滑に進めるために、「計画を立てる」という事を行う必要があることを改めて教えます。
限られた期間(時間)の中で必要な学習を滞りなく行い、さらに成果を出すためには、計画を立てることにより 「ムダなく、ムラなく、ムリなく、ラクに」 学習を進めることができる、ということを、実際の計画表の作成をしながら少しずつ実感させ体得させていきます。
実際には、 「自宅学習 計画/進捗表」 という家庭学習の計画を立て、それを点検していく自己管理表を試験3週間前あたりから取り掛かります。
しかし、実はこの表を上手に活用し学習効率を図れるようになるには、かなり回数をこなしていく必要があります。それなりに訓練が必要だからです。
●どんなことをどのように計画させるか ――― 中学生にとっては初めての発想
「自宅学習 計画/進捗表」 に記入する項目は、『試験最終日までの学習可能時間』 教科毎に 『勉強するもの(教科書、ワーク、問題集など)』 『学習範囲(ページ)』 『総ページ数』 『1ページ当たり所要時間』 『予想総時間数』 などです。
そして、完成後はこの計画表に基づき学習を進めながら進捗状況をグラフで書き入れていきます。
つまり、教科毎にやるべき具体的なものを洗い出し、それぞれにかかる時間数を見積もったあと、試験日までの日数から割り出した学習可能な時間数と各教科の見積もった学習時間数の合計と照らし合わせて、実現可能な時間数になっているかどうか、各教科のバランスはいいかどうかを検証させるといった、中学生にとっては非常に難しいことをやらせます。
●最初は無茶苦茶な計画を大真面目で考えてきます。でもOKです ――― 真剣に考えさせることが目的
実際に計画を立てさせると、「数学の問題集1ページを10分でやる(答え合わせや解き直しも含めて)」、というような無茶な計画を大真面目に最初は立ててしまいます。
なぜ、このような計画になってしまうかと言うと、 「可能な計画」 ではなく 「やらなければならない計画(無理な努力目標)」 を真面目に(?)に考えてしまいます。
その教科の学習に当てられる総時間数を問題集の試験範囲のページ数で単純に割ってしまいますので、こんな非現実的なとんでもない数字が出てきてしまうのです。
笑い話のようですが、本人は現実的に不可能であることを深く認識していません。
正直難しいだろうとは思っていても、ではどうしたらいいだろう、という発想になかなか転換することができず悶々としているのです。
取り掛かる前はできそうもないな、と思っていても何とかやらなくてはならないと無謀なことを真面目に考えてしまいます。
しかし、これでは初日から玉砕してしまうことは目に見えています。
●どんなアドバイスをするか ――― 「なぜできないのか」ではなく「どうすればできるか」
最初は(何度かは)計画倒れになる計画でもOKなのです。まずは考えることが重要なのです。
前述の例では、1ページを10分でやることは困難だからどうすればいいか、ということをじっくり考えさせます。
最終的には、学習の進め方・仕方を全面的に指導するような結果にはなりますが、
例えば、数学の問題集であれば、試験範囲の内容が少々苦手だとしたら、問題集の構成をよく把握した上で、それぞれの単元の基本問題だけを範囲の最初から最後まで一通り行い、それでもまだ不安な箇所は塾でプリントをもらって練習する。
基本問題が難なんクリアできた単元は、再度最初に戻って標準的な問題を順に進めていく。
あるいは、量的に多く全てやりきることができそうになければ、奇数番号の問題だけやるとか、各章のまとめの問題を先にやってから、苦手な箇所を見つけて当該箇所に戻ってピンポイントで学習し直すとか、様々な進め方をアドバイスし、納得させた上で取り組ませます。
各自、かなり細かく理解度や得手不得手を見極めながらのアドバイスとなります。
「なぜできないのか」と詰めると、精神論になってしまい辛くなります。
「どうすればできるのか」 と問うと、ポジティブに方法論を考えることができます。
●これで進めていけば大丈夫だ、という安心感から意欲を引き出す ――― 納得したものは自分でやります
ここに至るまで、紆余曲折、相当苦労します。
この悩んで悩んで自分でいい方法を見つける行為が大事なのです。
必然的に前向きな発想を強いられますので、「これならいけるぞ」 という計画が出来上がると、自主的に取り組むことが容易になってきます。
これが最大の狙いです。
正確な計画表を作成することができればベストですが、「計画を立てる」 という発想と重要性に認識を自覚させることが第一の目的ですから、計画表という最終成果物を作成することが重要な目的ではありません。
これにこだわりすぎると、作っておしまいになりかねません。
計画表の作成においては、必要な学習時間を見積もり、バランスよく学習を全教科において進めるための「学習の工夫」 を考えることが最も重要なのです。
家庭学習教材は何を使うか
●学習必須アイテムとしての教材 ――― 生徒一人ひとりに合った教材をセレクト
主要5教科については、教科書準拠ワークと問題集(発展、標準、基礎のいずれか)の2冊を必須の学習アイテムとして予め渡しています。
その他の教材は、試験の都度、習熟度合いや試験までの日数を勘案しながら生徒一人ひとりのオリジナルのプリント教材を目的に合わせて作成して適宜渡しています。
●自立した学習を促していきます ――― 受身ではなく能動的な学習姿勢を作る
自分で計画的に学習を進めていくことができるようになってくると、実際手持ちのワークや問題集だけでは問題量が必ず足りなくなってきますので、自分から家でやる問題をリクエストするようになってきます。
ただ「プリントをください」 ではなく、「この分野は文章問題を中心に少し難しめの問題を単元毎に3枚ずつ」 とか、「一問一答形式の基礎的な問題を20枚くらい」 など、かなり具体的な要求が出てきます。
このような自主的な自立した学習を進めることができるようすることが、指導の大きな目標です。
勉強の仕方 <チェックリスト>
***** 中学生必見!! *****
中学生の皆さん!!
自分の勉強の仕方を、下の質問で自己チェックしよう。
勉強を短い時間で効率よくこなし、最大の効果を上げるためにはどうしたらよいか?
ちょっとした気づき(あっ、そっか!)と工夫(よし、これだ!)で、勉強はもっともっと楽になるはず。
さあ、試験に向けて、まずは自分の勉強のスタイルを見直そう!!
***** 学校の授業をチェック *****
Yes No
□ □ ◆◆◆ 授業終了後にテストをしたとしたら、90点取れる自信があるか? ◆◆◆
つまり、真剣に授業を聞いているか、ということ。
真面目に授業を聞く、というのは、単によそ見をせずまっすぐ前を向いて授業を受ける、ということではありません。
その時間内で授業の中身をしっかり理解して全て習得しようという意識で真剣に授業に臨んでいるか、ということです。
「授業後にテストをしたら何点とれる?」という質問をみなさんにすると、平均的にせいぜい70点がいいところです。
これでは定期試験前は大変ですね。
Yes No
□ □ ◆◆◆ ノートは黒板に書かれたことだけを写すことに専念していないか? ◆◆◆
先生が黒板に書くことは、一連の話の中で大事なポイントだけです。
もちろん丁寧に黒板に書いてくれる先生もいますが、それでも説明していること全ては書き表せません。
ですから、あとからノートを見ても断片的な文言(もんごん)の羅列で、それぞれのつながりや、背景にある前提などがわからない場合も多いと思います。
つまり、全神経を耳に集中させて、先生の話したことをできるだけ書き取ることが必要です。
汚い字で全く構いません。自分が読めればいいのですから。
慣れてくると、手元をほとんど見ないで先生の顔を見ながら書くことができます。
Yes No
□ □ ◆◆◆ 授業でわからなかった箇所はその日のうちに学校で解決しているか? ◆◆◆
「試験前にもう一度やり直せばいいや」 と先延ばしをして、うまくいったことはありますか。
絶対あるはずがありません、と言い切っても言い過ぎではないでしょう。
後から解決できたとしても、それに余計にかかった時間と労力は取り戻せません。
試験前の大事な時期にわからないところだらけだったらどうでしょうか。意欲も半減しますし、わからない箇所を解決するだけで終わってしまいかねません。
授業後に先生を追いかけて行って聞く、職員室に行って聞く、あるいは友達に聞く。
いずれにしても先延ばしをせずにその日のうちに解決したほうがいいに決まっています。
わかりきったことですよね。
Yes No
□ □ ◆◆◆ 授業で行った小テストや配られたプリント類はきちんと整理してあるか? ◆◆◆
英語の単語や熟語、国語の漢字、数学の計算問題など、授業で行われる小テストやプリントは、定期考査前に役立つ重要アイテムです。
また、そこから出題される確率も高いはずです。
きちんと整理して保管せずに勉強は捗りません。
勉強に必要なものを探すのに手間取り面倒になってくると、必然的に勉強も面倒になってしまいます。
***** 家での勉強をチェック *****
Yes No
□ □ ●●● 計画表に基づいて勉強を進めたか? ●●●
いつ、何の教科について、何を(ワーク、プリント、教科書、ノートなど)、どのように、どのくらい(量、時間)学習する、ということをあらかじめ決めてから、勉強に取りかかっていますか?
結局は教科書の試験範囲のページを、ただ漫然と読んだだけで終わらせていませんか?あるいは、単に思いつきで、がむしゃらにやっていませんか?
Yes No
□ □ ●●● ノートにまとめることが目的となっていないか? ●●●
知識を整理するため、また、覚えやすくするためにノートの活用はとても重要ですが、作った時点で満足してしまっていませんか。
色分けしてきれいに作れば作るほど時間も労力も費やすため、「勉強をやった」と勘違いしてしまいます。
そしてある程度の満足感と安心感が生まれてきてしまいます。
ノート作り(整理)は準備の一つに過ぎません。
そこで終わらせてしまっては百害あって一利なしです。
Yes No
□ □ ●●● いつも「何となく…わかった」で終わらせていないか? ●●●
「何となくわかった」 は、実は 「わかっていない」 のです。 ほとんどの場合。
正直なところ自信もないはずです。「この勉強をこれで終わらせたい」 がための理由をこじつけたいからではありませんか?
勉強は 「何となくわかった」 からが始まりなのです。
あいまいなところは、塾で必ず解決しましょう。
特に数学は、できなかった難しい問題の解説を見て「わかった!」、と思っても翌日もう一度やってみたら恐らくできないことの方が多いでしょう。
Yes No
□ □ ●●● どうせできないからと、最初からあきらめていないか? ●●●
往々にして、成績のあまりいいとは言えない生徒は、「思い込み」 が激しい。
「どうせ私には無理だから」 といって、やろうとしません。これではできるはずのものもできるわけがありません。
自己否定して自分を過小評価しても、いいことは一つもありません。
むなしさだけが残ってすっきりしない思い気持ちになるだけです。
Yes No
□ □ ●●● できる友達の勉強方法を聞いたことがあるか? ●●●
できる生徒は、やはり 「頭が良い」 のでしょうか。実は違います。 「かしこい」 だけなのです。
頭の良し悪しは全く関係ありません。(残念ながら学年で10番以内は別として)
つまり、効率のいいやり方を体得しているので、「楽」 に勉強しているのです。
俗に言う 「要領のいい(かしこい)勉強」 をしているのです。
そして、「要領のいい(かしこい)人」 は、試験に出るところをちゃんと押さえているのも不思議ですね。
まねをする価値は十分ありますよ。
「学力」 ではなく、工夫しようとする 「柔軟な発想と行動」 です。
Yes No
□ □ ●●● 勉強のできる環境を作ったか? ●●●
塾では何時間でも集中できるのに、家ではさっぱりはかどらない。と思っていませんか?家で机に向かったとき、ちょっと手を伸ばすと楽しいものがありませんか?
人間はとても意志の弱い動物です。勉強を始める前に、まずは勉強に必要なもの以外は極力目に触れないところに片づけることです。
誘惑に勝てたら、試験にも勝てます。これ絶対。
Yes No
□ □ ●●● 短い時間でも勉強しているか? ●●●
勉強の習慣で出来上がっていない人は、往々にしてまとまった時間(だいたい1時間以上)がないとやろうとはしません。これでは、いつまでたっても勉強するタイミングはやってきません。
“20分しかないからできない”と、都合よく考えていませんか?
勉強は毎日の積み重ねが肝心。短時間でも集中して勉強する習慣をつけよう。
Yes No
□ □ ●●● 勉強をした、という“本当の”充実感や自信はあるか? ●●●
結果にかかわらず、一生懸命やった時はそれなりの満足感や充実感があるはず。
正直なところそれらが得られない場合は、どこかで自分に言い訳をしているはず。
「やらなかった」 ことを 「〜だからできなかった」 と、自分自身を慰めていませんか?
自分自身によく聞いてみてください。気持ちのすっきりしないところはないですか?
素直に反省して下さい。
成績のいい人の学習方法<7つのポイント>
***** 中学生必見!! *****
成績がいい人は、特別なことをしているわけでもなく、めちゃくちゃ頭がいいという訳でも決してありません。
「なんだ、こんなことか!」という事ばかりです。
すぐに真似できることばかりです。
さあ、始めましょう!!
【Point 1】 とにかくびっくりするほどノートがきたない
この 「きたない」 というのは、ここまで書き込むか、と思うくらい文字だらけのノートということです。
学校で使っているノートのことです。
先生が板書したことだけでなく、口頭で説明した大事なことをどんどん書き込んでいるため、ほとんどスペースが埋まっています。
また、あとから復習したり何かの学習で参照したり調べたりしたときに新たに知り得た内容をさらに書き足しています。
ですから、パッと見はものすごく乱雑で他人は読めません。
自分だけ読めればいいわけです。
本人にとっては、教科書以上に大事な学習アイテムになっています。
【Point 2】 ノートにまとめるということや、マーカーやアンダーラインを引くという「作業」はしない
ほとんど効果はなく、無駄であることがわかっています。
まず、そもそも学校で使っているノートがこれ以上大事なものありませんので、新たにノートに整理し直したりまとめたりする必要はありません。
また、教科書にマーカーやアンダーラインを引いたりすることも、あまりしていないようです。本人曰く 「勉強したつもり、とか覚えたつもりになっちゃうから敢えて引かない」 とのこと。
【Point 3】 英単語・英文・理科・社会・漢字 など反復練習や暗記することは書きなぐる
ノートにまとめたり、教科書に印を付けるのではなく、とにかく新しいノートを用意して何度も何度も書いて覚えることをしています。
シャープペンではなく、ボールペンがいいようです。
シャープペンは力を入れると芯がポキポキ折れますし、こすれて手が真っ黒になってしまいます。ボールペンであれば力を入れることができます。(必然的に力が入ってきます)
また、インクの減りが視覚的にわかるので、減っていく量と学習量が比例してささやかな励みにもなるようです。
【Point 4】 オリジナルの勉強方法(工夫)がある
効果的に効率よく、そして短時間に楽に勉強し、学習効果を上げ結果を出す。そのためにどうしたらいいかを常に考える努力を惜しんでいません。
この勉強方法は単に、ノートや問題集の活用の仕方や道具にとどまらず、時間の使い方や学習する場所を工夫したり、友達や親兄弟をうまく巻き込んだりして、単調になりがちな勉強に変化をつけています。
【Point 5】 できる人と先生に聞きまくる
★試験に出る大事なポイントを聞き出す
試験範囲はわかっていますが、どこが出そうか、何が大事なのか、そして勉強方法や工夫していることなどを徹底的に聞いているようです。
これにはコツがあるらしく、同姓には聞かずに異性に聞くそうです。その方がはぐらかされず正直に答えてくれる確率が高いのだそうです。
最もしたたか(?)なのは、何が出題されるのか先生にストレートに聞くことだそうです。
当たり前といえば当たり前ですが、なかなか勇気のいることです。
しかし、これを実践している人は、確かにうなずける成績を取っています。
★評定を上げるためのポイントを聞いてしまう
また、評定(5段階)を上げるにはどうしたらいいのか直接先生に聞くことは重要です。
先生によって微妙に評価のポイントは異なるからです。
ずばり定期考査の点数なのか、普段の授業の態度や小テストの点数のウェートが高いのか、また提出物や課題に対する評価が厳しいのか、などです。
特に実技4教科はペーパーテスト以外の観点で評価される点が多いので評価ポイントがわかっているのとそうでないのと大きな違いがあるでしょう。
★積極的に行動する、当たり前のことをしっかりやる → 評価が上がり易くなる
学校の先生が生徒の成績を評価する際には私情を挟む余地は無論ありませんが、先生も人間です。
頻繁に質問してくる生徒と、そうでない生徒では印象は違ってきても仕方ありません。
また提出物もぎりぎり駆け込みで出すのと、期日前に提出するのとでは、気にする先生は必然的に評価に影響するでしょう。
無論、期日に遅れたり未提出は論外で、予想外に評定が下がる場合も見受けられます。
挨拶や態度もしかりです。そういうちょっとしたことが、評価や評定に影響しているといってもあながち嘘ではないでしょう。
【Point 6】 できなかった、わからなかった問題は最低3回以上解き直す
勉強の質の問題です。突き詰めた勉強をしています。
どういうことかと言うと、できなかった問題を1度解答・解説を見ただけで終わらせるのではなく、同じ問題を日を置いて何度も何度も、さらに同じような問題をできるようになるまで何問も何問も繰り返しスムーズにできるようになるまでやり抜くことです。
よく 「詰めが甘い」 という言葉を聞きますが、とことん詰めていくのです。
自分で本当にできるまで 「詰めていく意志の力」 が持てるかどうか、なのです。
できなかった問題は、少し時間をおいてやったら必ずできない、ということがよくわかっています。だから何度も練習して自信をつけていくのです。
例えば、跳び箱を例にとってみると、今まで7段までしか跳べなかったのが、ある日8段を跳べたとしましょう。でも次に跳んだときに再び8段を跳べるとは限りません。
何度も何度も練習してようやく10回跳んで8回跳べるようになってくるのです。
この 「何度も何度も」 が大事なのです。
【Point 7】 テレビと携帯を潔く切る
勉強に必要でないものや妨げとなるものは、徹底的に排除しています。
ゲーム、マンガ、音楽(CD、MD、iPodなど)そしてテレビと携帯電話。
特に音楽を聴きながらの“ながら勉強”は決してしない。集中力を欠いてしまうからです。
そして、テレビを見る時間を制限し、携帯電話の使用を徹底的に制限しています。
面白いテレビと必需品の携帯を 「自分の意志で制限する」 ということを親に言われる前に自分で行動に移しています。
注意されると、内心穏やかではなくなるからです。
面白いドラマやバラエティー番組をやっているときでもダラダラ見ないで、スイッチを切る。(見ない) 携帯電話もある時間以降電源を切る。この潔さが気持ちいいとも言います。
理科・社会の【無料】延長授業について
理科・社会も普段からしっかり学習させます
現在、定期考査前のみ試験対策授業として実施しております「理科」と「社会」の授業について、通常授業の時間を延長して実施しています。(原則として任意です。)
理科・社会につきましては、特に苦手な分野や難しい内容については、定期考査前の対策授業だけでは時間的な制約から十分な学習ができず、日常的な学習の必要性を痛感しています。
そもそも理科・社会は、英語や数学と違い学習が後回しとなりやすく、苦手な生徒にとっては試験直前まで全くわからない状態のまま放置していることも少なくありません。
また、そのような状態で一週間前から対策授業を行っても、数ヶ月間の学校の授業内容を最初から学習し直すことにもなり兼ねないため、短期間で習熟度を上げることが非常に難しいのが実情です。
以上のようなことから、理科・社会も英語や数学と同様、日常的に少しずつ復習(あるいは予習)する時間と学習環境が必要と判断いたしました。
「理科・社会延長授業」 実施要領
●対象学年 : 中学1〜3年生
●実施教科 : 理科、社会
●授業時間 : 通常授業終了後約30分間。
※通常授業が18:00〜19:20の場合は10分の休憩を挟み20:00頃まで。
19:30〜20:50の場合は10分の休憩を挟み21:30頃まで。
※曜日によっては、通常授業を30分繰り上げて実施も可能。
また、定員の都合で実施曜日の調整をお願いする場合もございますので、
予めご了解をお願いいたします。
●授業回数 : 現在の通塾回数の範囲内(任意)
●授業料・教材費 : 無料
※授業内容に関しては、原則的に学校の授業の復習が中心となりますが、現状の習得状況を確認した
上で学習項目を決定いたします。
※定期考査一週間前の対策授業は、特に上記の実施要領とは関係なく授業を行います。