[2015年12月17日]
こんにちは。
春田校の吉村です。
先日、ある塾生さん(中学生)の保護者様よりメールをいただきました。
※〇〇の部分は生徒名
「こんにちは。いつも大変お世話になっております。
〇〇の今回の期末テストの英語の点数があまりにも悪くて。
やる気だけはあるのですが、なかなか自分に合う勉強法が分からず、
今、とても落ち込んでる状態です。
本人に何かアドバイスをいただければと思います。
お忙しいとは思いますがよろしくお願いいたします。」
この生徒さんはとても真面目な子で、通常、私自身が指導しているクラスの生徒さんではないのですが、講師を通じて日頃から様子をうかがっていました。
また、保護者様も熱心な方なので、自ずと指導にも力が入ります。
そこで、まずは問題用紙と解答用紙を提出してもらいました。
そして、間違えた箇所の考察と解説、今後の対策について
A4用紙に6枚書いてメールに添付して返信しました。
まずは、何を理解していないか、ということを分析し、今後、どのようなことに取り組めばよいか、を具体的に伝える必要があると感じました。
普通の塾であれば、「しっかりと復習をして…」とか「わからないところは質問に来て…」とマニュアル通りのことを言うかもしれません。
しかし、私は真正面から受け止め、私に答えられる全てを記して送りました。
すると、保護者様よりメールが届きました。
「いつも大変お世話になっております。
このたびは本当に有難うございました。
添付ファイルを印刷して父親と〇〇に見せました。
父親は、的確な回答と枚数にも驚いてました。
凡ミスが多すぎますね。〇〇は何度も見てうなずいてました。
後は〇〇の理解力と勉強への取り組み方と先生に質問できる積極性次第と思っております。
一人の生徒の為だけに時間を割いて作っていただき、とても感謝しております。
今後ともよろしくお願いいたします。」
私はこのメールを拝見して胸の高鳴りを抑えられませんでした。
「合理化」や「システム化」が叫ばれる塾業界。
私のとった対応は、「合理的」かと問われれば、そうではありません。
「システム」かと問われれば、それも違います。
しかし、生徒たちの「心」をお預かりしている以上、
現場は、かように泥臭いものであり、
一人の生徒のことで1日費やすこともあります。
それが現場であり、教室であり、生徒の皆さん、保護者様の信頼を得る唯一無二の方法であると信じています。
言葉遊びや、言い訳、屁理屈をこねる暇もありません。
私はこれからも、生徒一人ひとりに全力でぶつかっていきます。
それが塾人吉村の生き様なのです。