[2016年4月14日]
こんにちは、春田校の共田です。
本日は子ども達と接する機会のある、大人達のあり方について、私自身の考えを書いてみたいと思います。
「ありのままを受けいれ、日々の成長を認める」
タイトルの内容そのままですが、簡単にまとめるとそのことに尽きるのではないかと考えています。
子ども達はよく、「植物」に例えられます。
つまり何もしなくても芽を出し、何もしなくても成長するという意味合です。
しかもその成長スピードには個人差があり、様々です。
そして、傷つきやすいものでもあります。
そんな子供達には、他者との比較ではなく、過去と比べて自分(子ども達)がどのように成長したかを認め、伝達してあげることが必要です。
そしてそれこそが、大人たちが担うべき仕事です。
更に、アドラー心理学信者ではないですが、褒めるとはまた違った承認の仕方によって子ども達を認めてあげることで、個々の自律心が成長していきます。
褒め過ぎても、うさん臭くなってしまうときがありますしね。
しかしながら、他者との比較、競争によって大きく成長するという現実があることも確かです。
壁を打ち破るためには「ライバル」の存在が、必要不可欠です。
井の中の蛙にならない為にも、日々競争にさらされる必要がある
その重要性も、私自身認めています。
ただ子供たちに現実を受け止める素直さだったり、精神的な強さが備わっていることが大前提です。
それが欠けている状態では、ただの虐待になってしまいかねないのです。
個人ベースでの成長を認めることが、理想的な子供達への接し方とするならば、他者との比較による成長を認めることが現実的な接し方となっているのではないでしょうか。
頭ではわかっていてもつい口に出してしまうのが、子供の事を思い過ぎてしまう大人たちの実情です。
他者との比較、具体的には学校での成績の順位や、テストの結果、そのことに一番敏感なのは子供達自身ですので、大人たちはドーンと構えて常に味方であり続ける必要があります。
「ありのままを受け入れ、日々の成長を認める」
この言葉を意識するだけでも、子供達への接し方に変化が現れるのではと思います。
そして重要なのは、
「大人が、限界を設定しない」
そのことで、子供達はどこまででも伸び続けていってくれます。