[2018年3月25日]
「スマホを捨てれば偏差値は10上がる」
冗談じゃないの?と思うような表題ですが、これは「脳トレ」で有名な東北大学・川島隆太教授の著書「スマホが学力を破壊する」の中の一節です。
どこのご家庭も子供さんのスマホ(スマホゲームを含む)の使用について悩んでおられるのではないかと思います。
以下に内容をまとめてみましたので、参考にしていただければ幸いです。尚、著作権の関係でグラフ等の使用は控えさせていただきます。
要点1 「勉強時間が長くてもスマホの使用で学力は低下する」
家庭学習が2時間以上の生徒同士でも、スマホの使用時間が全くないか1時間未満の生徒と、スマホの使用が4時間以上の生徒では点数で20点近く差が出ます。
怖いのは、スマホを3時間以上使用する生徒の成績は、たとえ2時間以上学習する生徒であっても、スマホを全く使用しないけれど勉強もほぼしない生徒よりも成績が低くなっていることです。
2時間を超える勉強の努力が、スマホを使用することでムダになってしまいます。
要点2 「睡眠時間が十分な生徒でも、スマホ使用で学力は低下する」
睡眠時間が6時間未満の生徒の成績は、スマホの使用時間にかかわらず全般に低い傾向にありますが、
睡眠時間が8時間以上と十分な生徒でも、スマホ使用時間が長くなればなるほど成績が低くなっています。
睡眠時間が8時間以上でも、使用時間が1時間未満の生徒と、4時間以上の生徒ではやはり20点近く差が出る結果になっています。
これは個人的な見解ですが、スマホを使用することで眠りが浅くなり、良質な睡眠が得られていないからではないかと思います。
要点3 「勉強時間が長くてもLINEの使用で学力は低下する」
LINEを全く使わないグループの偏差値が50.8に対し、LINEを4時間以上使用するグループの偏差値は40.6と
偏差値で10ポイント以上の差がついています。勉強して偏差値を10上げるには相当な勉強がひつようです。
みなさんにとっては、スマホの使用をやめることと、猛勉強することを比べた場合、どちらの方が「至難の業」でしょうか?
結論
1.スマホを使用しないと良い成績が向上していく。
2.スマホを使用し続けると悪い成績がさらに悪くなる。
3.スマホの使用を開始すると良かった成績が低下する。
4.逆にスマホをやめると成績が向上する。
スマホをやめるのが難しいようでしたら、ご家庭でスマホ使用のルールについて話し合われては如何でしょうか?
〜2018年度高校入試結果へ〜
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