[2010年7月15日]
きっと一度は耳にしたことのある箴言だと思います。
天は自ら助くる者を助く God helps those who help themselves.
17世紀の英国の政治家、哲学者のアルジャーノン・シドニーがのこした言葉です。
自ら敢然と解決に挑む精神は、とても崇高ですが、やはりこの言葉に重さがあるということは、それだけ自助努力により、苦難を乗り越えることのむずかしさを物語っているのでしょう。人は自分の問題でありながら、さも安易に現実逃避してしまいがちだちだという、まさにその裏返しのセンテンスだということです。
だからこそ、困難に立ち向かう姿は、人の心を打ちます。ましてや、それが他人や社会全体の問題まで、自ら解決しようと勇むなら、ヒーローになりえます。
学習塾ならば、自ら助くる者たちが集まる場でもあります。今日もまたヒーローもどきの若者たちが、学習に挑みます。この熱意が冷めぬ限り、天は、というより、担任講師の指示の下、今自己研鑽に努める彼ら自身が、いつか未来の彼らを助けてくれるはずです。