[2011年3月6日]
あっぷ式学習法
「考える力を養う」
学習塾へ通う目的として、第一に挙げられるのは、成績の向上です。当塾の場合、受験指導にとりわけ力点をおいておりますので、成績向上の先にあるのは、当然志望校合格です。
では、合格する力をどのように育てられるかですが、その鍵となるのは考える力です。まさに今教育業界で問題になっているのは、子どもたちの考える力の欠如です。一時期、百ます計算がブームとなり、子どもたちの集中力が改善されたことは紛れもない事実です。ところが、計算問題やあるいは漢字の書き取りにもいえることですが、決まりきったパターンを繰り返すに過ぎないので、脳のごく限られた一部でしか、ものを考えないという問題に突き当たります。
確かに、本格的な運動を開始する前に準備体操をすることで体をならすように、単純な計算や漢字の書き取りによるウォーミングアップの効果は、決してばかにできません。ただし、このいわゆるならし運転だけでは、学習の本丸である思考力そのものが改善されるものではないのです。
特に思考力の中でも、今の子どもたちの間で問題となっているのは、文章をきちんと読み取ることができないことです。できる限り早い時期から、言葉の意味をきちんと理解し、文章を読み取るスキルを得ることが大切です。
人間の脳はそもそも言葉という記号を映像に変換にすることで、物事を判断しますが、ともするとこの訓練がおろそかになりがちです。その反対に、言葉という記号を速やかに映像に切り替える能力、すなわち映像変換能力が高い人ほど、学習能力が高い人間として位置づけられます。
大学入試でもそうですし、小学一年生の単元テストにしても、すべての問題は科目を問わず言葉と図から成り立っています。
根本的なことですが、学習の基礎は、「言葉と図を目に留め、その内容を正確に読み取り、各条件を丁寧に整理し、持っている知識をそこに補うことで、答えを導くこと」です。
右脳も左脳も駆使し答えまでのプロセスをたどること、それこそがまさに、思考するということです。別言すれば、計算のように小さな型の中で答えをたどることだけでは到底得られいない力こそが、思考力だといえるのかもしれません。
話を元に戻しますが、当塾あっぷでは、合格する力を獲得するために、成績の向上を目指します。この成績の向上を果たすために、子どもたちの考える力そのものを養うことを目的とした「思考させる学習」を推進しております。
子どもたちの脳は本来とても柔らかいので、いかようにもその持っている能力を発達させることができます。ただし学習能力は、後天的に磨かれる力なので、教育という方法論で手当てしなければなりません。教育による効果は、子どもが言葉を知る時期であるなら、早ければ早いほどその期待値が高まります。
教育機関の中において、学習塾の利点は学習指導要領にしばられないことです。したがってその子、その子に適切な学習カリキュラムを組みことで、飛躍的に学力を向上させる可能性を秘めています。
当塾あっぷは、「早期先取り学習」をモットーとし、考える力を養成するお手伝いができたらと考えております。当節、「もっと塾の教育方針をご理解していただきたい」という趣旨から、各種無料体験授業を開催しておりますので、よろしければ各教室までお問い合わせください。