[2011年3月20日]
震災からはや一週間が経ちました。
交通機関やライフラインなど、被災地でも一部復旧しつつある一方で、
余震、停電、原発の問題などその影響は依然尾を引いています。
電話で様子伺いをしたり、来塾した生徒たちと話をする中で
気になることがありました。
現在、公立小中学校は授業を行っていますが、
高校や私立の中学校は交通機関の問題から休校しているところが大半です。
家庭内にこもり、テレビで地震特番をずっと流している状況が続くと
精神的負荷が日に日に大きくなっていくようです。
家にこもって一切「外に出たくない」という子、
地震による倒壊の恐怖が頭から離れない子、
ストレスから食が細くなってしまう子・・・
地震は確かに恐ろしく、原子力発電所の状況も予断を許しません。
けれども、今、現実に子供たちの心や身体を痛めつけるのは、
膨れ上がった恐怖や不安のように思われます。
私達大人の振る舞い一つで、
不安にさせることもあれば、安心を与えることもできます。
私達の力が試されているのかもしれません。