[2011年4月1日]
英語のことわざに、こんな言葉があります。
A friend in need is a friend indeed.
よく日本語に直す場合、「まさかの時の友こそ真の友」と訳されます。
この言葉が示すように、苦しい状況にあるときにこそ、本物の友人が誰かわかるものです。とりわけ、「東日本大震災」を経験している今、この言葉の意味を強く噛みしめます。
確かに、未曾有の震災ということもあり、不安もあります。一方で震災地への物資輸送や義援金運動、復旧復興の支援活動が広がっているので、人の心の温かみを感じずにはいられません。報道を通し、震災のダメージを日本人全体で共有している様を知るにつけ、1憶2千8百万人全員が、「まさかの時の友」として一致団結している印象が深まります。
やはり苦しいときにこそ、支え合う精神は、洋の東西を問わず、崇高な美徳です。教育の場においても同じことが言えるのかもしれません。子供たちが苦しい状況にあるときにこそ、学習をサポートするのが、学習塾の役割です。
ところで、本日より、4月に入りましたが、これに伴い、4月の各種学習イベントが始まります。これまで、震災の影響もあり、被災地の方々へ一定の配慮をするべきとの判断から、大々的な学習イベントを自粛しておりました。電力供給不足の問題がいまだ解決されていない状況もあり、節電等には充分対応していく方針ですが、教育業を営むいち法人として社会的な役割を重んじ、本月より、当校PRにも努めて参りたいと存じます。少しでも学習への不安を感じる方々を支援できるように、私どもにできることを常に問いながら、学習環境の改善に力を尽くしていきます。