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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2011年4月7日]

教室の花

 2011年度の授業が無事スタートし、とりわけ、受験学年の子供たちを中心とし、学習への意気込みがとみに増しております。

 当校の生徒の場合、ただ授業に出て、後は家庭での宿題という流れ──で終わりません。受験を視野に入れているのなら、授業時間よりずっと早く来塾する場合もあります。あるいは、授業日以外にも、顔を出します。いずれも自習室利用者たちです。

 これが定期テスト対策月間ともなると、自習参加率はもっと高まりますが、ただし、学校の新学年が始まった時分は、動画配信授業にて、英検対策を無料受講する生徒と、大学受験用の動画配信授業にて各科目を無料受講する大学受験組の姿が目立ちます。

 さて、ようやく春らしく暖かくなり、桜が満開の時期を迎えました。満開というと、すべてのつぼみが花開くイメージがありますが、気象庁では、八分咲きの頃を満開と言うそうです。すべての花が開いてしまっている状態では、先に咲いた花びらが散ってしまいます。失われる花も多いことを考慮し、その手前の八分咲きのころが、色づく桃色の花弁が最も華やかで、最大の見ごろだということです。

 この色鮮やかな桜の花と比べると、新年度の始まったばかりの子供たちの学力は、満開にはほど遠いかもしれません。しかしながら、時間が確実に進む中で、彼らの学力も日増しに花開いていきます。

 桜はいつか満開となり、いつか散っていくかもしれません。しかし、人間の知力は、学習意欲と学習戦略次第で、満開をはるかに超越した花房を形作ります。八分とか十分とか、区切りはつけられず、あまたの花をどこまでも大きく咲かせることができます。学習による成果を大輪の花にたとえるなら、その花の大きさや数に限界などありません。