[2012年6月1日]
今日一日、何も思わないとしたら──
今日一日、何かを学ばないとしたら──
今日一日、何かを変えたいと思わないなら──
その日だけではなく、これからずっと、そんなうすべったい人生が続くのかもしれません。
本当に、それでよいのか、一日を終えたとき、鏡の前に立ち、本当の自分に問うことです。
今日何を思い、今日何を学び、今日何か一つでも変わることができたのかどうか──
もしもその問いに、胸を張って答えるべき言葉がないとしたら、もう一度問うことです。
まるで回し車のハツカネズミのように、同じ場所をくるくる回っているような人生にするのか──
それとも、小さな思考の檻から出て、未来に活躍する自分を求めて、一日一日何かを得る生活を選ぶのか──
悩んだ末に、未来に生きたいと願うなら、今何かを思い、何かを学び、何かを変えるべきです。人生を魅力あるものとできるのは、その人生を唯一創ることができる自分自身だけなのですから。
もちろん、学生の本分は、学業にあるので、定期テストや、受験に向けて励むことも必要でしょう。しかしながら、学業を基軸としつつ、学校行事もそうでしょうし、部活動もそうでしょうし、アルバイトもまた、そこに一生懸命エネルギーを費やせるなら、きっと何かを思い、何かを学び、自分の内側の何かを変え、大きく成長を促すはずです。
時とは残酷なまでに、過ぎゆくものであり、不可逆だからこそ、時間は最も貴重です。どうか今在る豊富な時間を、輝かしい未来へつなげてください。