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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2012年7月14日]

塾・市川市本八幡の学習塾:まさに学びの力と壮大な人生

 日々、「塾」という名の学習の場を運営しておりますが、ごく日常的なこととして、市川市やその近郊から集合し、学習する子供たちの様子を眼に留めます。この今臨む真剣勝負の学習と、彼らのこれからの人生をどのようにつなげていくか、教育者たる者、常に問われるところです

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 やはりただ惰性で、一日の学びが終わればよいというのではなく、一日一日の貴重な学びの時間を経ることで、よりスケールの大きな人生へと広がってほしいと強く願います。

 壮大さというくくりで、イマジネーションを喚起するなら、ひとつの発想として、麗しい景色に行き着くことでしょう。

 美しい富士山のあのフォルムに、魅了される人もいれば、趣ある風情の法隆寺や金閣のような歴史的遺産に、感情の襞が揺さぶられる人もいるかもしれません。

 しかし、最も壮大なのは、人間の人生そのものかもしれません。たとえば、小説でも、映画でもそうでしょうが、風景、景色がストーリーの核になることはありません。背景としては、美しい光景がとても映えるでしょうが、物語の中心はやはり、人間です。

 ある出来事、ある困難を通し、苦悩あり、葛藤あり、その渦の中でその人間が試され、行く手を阻む過酷な試練を乗り越えるかどうか、読む者、みる者は感情移入していきます。常にあきらめない精神こそが、まさに人生の壮大さの原動力で、ときに失うものもあれば、手に入れるものもありながら、ときに裏切りもあり、思わぬ救いもありながら、力強く解決へと導きます。

 何も、東野圭吾の小説の世界や、ジョニー・デップ主演の映画の世界の話ではありません。いえ、むしろそれ以上に、自らの人生に、優れたメンタリティーを注入し、チャレンジの世界観を大きく広げていくのなら、その人間のみ体感できるオリジナルの、うっとりするような物語が創造されるはずです。

 自分自身の感動の勘所はやっぱり自分自身がよく理解できているはずなので、後は自らの選択によって、多様な対象世界のなかにある無数の選択肢を組み合わせることで、その道筋の最果てへと向かいます。そしてそこでは、感動突き抜けたラストシーンが待ち構えているはずです。

 このときに、何よりも力となってくれるのは、友ではなく、自分です。自分の全身です。そのなかでも、知恵や思考力が、卓抜な発想を生み出すので、頭脳をどう育てていくかが、人生の成功のかぎです。

 オリジナルの自分物語を創るなかで、最後の最後、感動のラストシーンの中心にいたいと望むのなら、まさに学びの力を今、養うことです。

 いよいよ一学期が終わろうとする時期、この直面する状況を切り取れば、眼の前にある夏学習が、きっと今の自分を変えます。熱帯びる夏の学びを通し、誰もが思わず共感してしまうような、勇ましき解決型の主人公へと成長し、それと同時にこの優れた勇者の物語を織り上げるストーリーテラーになるかもしれません