[2012年8月1日]
本日のブログテーマは、「教育におけるモチベーションマネジメント」についてです。いったん、当塾の塾という場、あるいは、当塾本校のある市川市、本八幡を離れたお話しから始まりますが、最後にはやはり市川市の本八幡校の当塾本校へ戻ります。それでは、本論です──
様々なテクノロジーの進化は、脳の分野においても目覚ましく、脳科学は、今日教育において、大きな影響を与えています。
何よりも先んじて、脳科学を取り入れたのは、スポーツの分野で、とりわけ、ショウビジネスとして、一大事業となっている、アメリカのプロスポーツにおいては、メンタルトレーニングは、個人やチームの勝利に重要な価値を持っています。
もちろんフィジカルトレーニングや、戦術、タイムマネジメント、フィナンシャルマネジメントなど、熾烈な競争のなか、さらなる向上が求められますが、メンタルトレーニングはいっそうの技術革新が期待されるという意味において、最も注目を浴びています。実際に、科学的論拠をもって、メンタル面においても頂点を目指す選手や、チームが増えていると言われています。
たとえば、ゴルフのタイガーウッズには、テクニカルコーチやフィジカルトレーナーなどの優秀なスタッフに恵まれていますが、有名なメンタルトレーナーの存在もまた、彼のこれまでの功績や栄光に大きな役割を演じてきました。
メジャーリーグの人気選手もしかり、今まさにロンドンでオリンピックが開催されていますが、水泳や、マラソンなどアマチュアの選手もまた、スポンサーの支援を受ける形で、メンタルトレーナーの存在がクローズアップされています。
脳科学の分野が研究され、スポーツシーンでの応用が果される中、遅ればせながら、教育という学力の成長を促す領域でもまた、今後その効果に期待が寄せられます。
特に、脳の力の中でも、モチベーションマネジメント(スタッフの仕事への意欲を高める業務管理)は、仕事における組織の連携において、重要な意味を持つと言いますが、これを子供の世界に置き換えたときも同様です。学習へのモチベーションを、学習塾という環境全体において、いかに高めていくかは、何よりも替えがたい、要としての位置づけを占めます。
さて、当塾本校「市川市本八幡校」では、まず学びへの意欲を高めるモチベーションマネジメントに力点を置いています。やる気を引き出すためには、彼らが潜在的に持つ知的好奇心をくすぐることが第一であり、またこれと同時に、未来における目標設定を行い、今の学びの一つ一つを、進学へ結び付け、ゆくゆくは未来に活躍するその一点へつなげることはとても大切です。帰結点と学習プロセスをコネクトすることで、今の学びの一つ一つの価値が高まり、これが大いに、子供たちの学習へのモチベーションを向上させます。
このモチベーションマネジメントのほかに、タイムマネジメントやテクニカルコーチングについても、教育において、無くてはならない要素ですが、話しが長くなり心苦しいということで、また別の機会に解説してまいりたいと存じます。