[2012年8月9日]
今や予備校の映像授業は、大学受験型学習の主流になりつつありますが、実際にはこの映像授業に不安を覚える学生が多いのも事実です。
一方向でただ配信される授業を、一方的に飲み込むだけの学習スタイルは、なかなか精神的に継続するのが難しいものです。ひとつ例を挙げれば、NHKの英語講座をいったん始めたものの、すぐにやめてしまうのによく似ています。
ところが、生のリアル授業には、講師と生徒との間に、行き交う呼吸があります。講師は、生徒の様子を見ながら、その理解度を読み取りながら、納得するまで説明します。これが配信型学習にはない最大の力です。また志望校合格を想定し、最大限合格力を高めるための学習カリキュラムを作成しますが、その都度その都度の授業で、生徒の学力の伸長を汲みながら、マイナーチェンジすることで、生徒とともに、より一層魅力ある授業に仕立てていきます。これこそ、一方向性の配信型学習では得られない大いなる利点です。
配信型学習が主流となる時代にある中、本校本八幡校の授業の主軸は、対人間型の本物の授業です。簡単に大量の複製が可能となる時代にあって、本校本八幡校では、リアル(本物)を求めます。何も、動画配信授業を全否定しているわけではありません。ものは使いようです。人間と人間がつなぐ授業を主体としながら、本校ではサポート学習という位置付けで、動画配信授業を無料提供しております。
またリアル型の本校授業では、ノート管理学習を推進しておりますが、補助型の動画配信授業においてはファイル管理学習が推奨されております。脳を整理するために最適なのが、ノートやファイルによる管理学習です。こうした蓄積ある学習は、いずれ訪れる忘却期間に備えることができます。もしもノートやファイリングをいい加減にしてしまえば、忘却時に参考書を持ってきて、一からやり始めなければなりません。これが試験日間近なら、もはや壊滅的でしょう。しかしながら、きちんと整理されたノートやファイルを簡単に引っ張れる状態にしておけば、すぐに記憶を取り戻すことが可能です。
学習技術を駆使する場こそ、学習塾です。学習時間あたりの学習効果を最大限高め、どこまでも思考力を豊かにするのが、学習塾のつとめです。本校西葛西校は、これからも最適な学習とは何かを考え、学習する生徒側にとっての最良の学習を、クリエートして参ります。