[2012年8月22日]
当塾市川市本八幡校では毎日しのぎを削る学習が展開されています。本日はその学習バリエーションの中で、「自信」から始めます。
たとえば、英語のテストで100点を採ったことのある人は、一度でも好結果を得ているので、自分自身が自分自身に寄せる信頼、期待値が高まります。このいわゆる成功体験の経験値から、次の何かへチャレンジしようという思いもまた増幅します。やる気の精神がメラメラと発火します。
何よりも、「自信」がもたらすエネルギーは絶大なので、自分ができるという思いは、とりわけ若いころには不可欠です。
ただし、ひたすら自分にできることを数えていたのが、いつか年齢が進めば、「できる」を数えることから、「できない」を数えることに切り替えなくてはなりません。なぜなら、社会や職場というヒエラルキーの中で、年齢とともにステージが上がれば、あたかも山登りのように、高く登るほどに、全体を見渡せるようになる能力が求められるからです。
ある特定の事柄だけが、見えている状態では、通用しなくなるということを意味します。ここではすべてを見渡せるゼネラルの力が求められます。
確かに若いうちは強い自己愛からくる自己肯定が勢いを与え、向こう見ずの精神がその年齢にふさわしい成果を上げます。しかしだからといって、時間は容赦なく経過するので、猪突猛進だけではもはや通用しません。
いっそう得意分野を得意にすることも必要でしょうが、苦手の分野もまたおろそかにせず、自分の思考をもっと広げることです。
それからもうひとつ、何かひとつに魅力を感じられる人間は、別の何かにも心を大きく開放できるのではないでしょうか。英語もできて、数学もできて、その上理科や社会、国語への興味を持てるようになれるほどに、とことん欲張りになってみてはいかがでしょうか。