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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2012年8月29日]

塾・市川市本八幡の学習塾:解決型の問題対応へ

 今回のブログ内容は、よく家庭で起こるお話です。

 どうしても母親が家の教育係となるので、何か子供の問題行動があれば、当然さとそうとします。
 すると、最近の子供は、めっぽう国語力がない割には、売り言葉に対する買い言葉はたくみですので、スパッと切れ味鋭く切り返します。
じゃあ、お母さんはどうなの? 勉強なんてしないじゃない

 この途端、大概親も親で、言葉の応酬合戦となり、問題ばかりが膨らみ、嫌な気分が双方充満します。結局、何の問題解決にもなりません。

 どうにか解決したいと思い切って口火を切るのが、多くの場合年長者の側ですが、目下の者は、自己弁護、自己肯定に走り、自分のストレスを軽減しようとします。そこで、論点をずらし、相手の非難を強調するという破滅的方法をとります。

 そして、まんまと、解決を図りたい側がかっとなって、アナーキーの状況になっておしまいです。

 そうすると、やはり、どう解決するか、正しい対処法を備えるべきでしょうが、まず、問題があればすべてを解決したいと願うスタンスを持つことです。

 もしも幼い子に言い返されたのなら、とにかく自分の落ち度を治すとまず宣言し、そして、子供にも改善を要求します。さらにできることなら、問題を放置しないで、どうしたら解決できるか、これからもお互いに協力しようと言えば、生意気盛りの子供も納得するでしょう。

 何事も解決することに力点を置き、解決するためにオープンコミュニケーションをとる尊さを学ばせることです。自己愛が強すぎる幼い人間だって、本質的に正しいことは大いに従いたいと思う顕著な例です。

 結果的にルーズ・ルーズの最悪の道を歩まず、ウィン・ウィンの関係をつくることができるのではないでしょうか。とはいえ、子育て、教育は、親も必死ですから、なかなか一筋縄にいきません。子供とともに苦楽をともにし、日々精進です