[2012年9月1日]
ようやく、夏学習全３６日が本日９月１日をもって終了します。とくに受験生の場合、「長時間学習」のスローガンの下、仲間たちとともに、ここ市川市の本八幡の教室に集結し、多くの時間を過ごしました。ひとつの場所にいるのは、同じ立場の受験生かもしれません。
しかし、多様の個性がいつだってまばゆいきらめきを放っています。生まれ育った歴史も違えば、それぞれが置かれる環境も違います。今思い描く将来の夢が違えば、その先に本当に実現するだろう未来像もまた、色とりどりです。
ある人は思いとは裏腹に何かにうまくいかなくて、心の中で泣いて悔しながらも、きりっと前だけを向き続けることがあったかもしれません。またある人はいくつかの挑戦のひとつが突破口となり、自信という強烈な武器を手に入れたかもしれません。別のまた誰かは、一人の人間の弱さを克服する大きな方法として、仲間と高め合う相乗効果の価値を知ることもあったでしょう。
まだ夏の熱気はさめやりません。まだ夏のこの充実感や達成感の余韻を少しばかり引きずっていたいような妙な気持があります。何とも、夏の終わりの独特な空気観は、人間の心を作用させ、夏を引きずりながらも次の季節へ向かう不安定な外気に溶けて、美しく澄んだみずみずしさを与えてくれるような気がします。
それぞれの個性ごとに、それぞれの感慨を抱きながら、ようやく夏の学習期間は終幕となりますが、何事も、終わりは次の始まりでもあります。ぜひともこれまでの学びを、さらに次の学びへつなげ、いつか未来に生きる自分へとコネクトしてください。