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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2012年9月18日]

塾・市川市本八幡の学習塾:真の国語力養成へ

 ここ最近、言葉や表現、プレゼンテーションを、ブログテーマとしていますが、心底国語力の大切さを痛感します。

 入試といえば、中学受験、高校受験、大学受験のいずれも、国語という科目があり、国語以外の科目にいたっても多くの場合、設問は言葉で成り立っています。いかに言葉を読み取り、表現する力が求められるか、入試の中身からも判断できるでしょう。

 また社会に出たらなおのこと、人に情報を伝えるプレゼンテーション力、組織の一員としてのコミュニケーション力が必要であって、そうするとやはり、言葉なくして、実社会の仕事は語れません。

 しかしながら、現実的には、学校教育の場において、「読書百遍意自ずから通ず」とでも言いたげに、せいぜい読書をすすめる程度が、日本の国語教育の中心です。小学校の国語教育のスタートが、何となく漠然としたものであって、確かな技術を身につける例はとても少ないのが実情です。

 たとえば、あらすじの書き方ともなると、その文章を横に見ながら、あれを引っ張ってきて、これを引っ張ってきてと、何となく言葉を並べるだけで終わってしまいます。きちんと読みこなせていないのに、ただあらすじをかいつまんで仕上げればよい、というレベルでは、かえって国語力を貶めることになります。野球のバッティングでいえば、間違った素振りの型で練習すればするほど、バッティング技術が低下するのと同じことです。

「文章語として、並んだ言葉という、種々の記号」を読み取るとは──いわば道路標識のような道しるべを頼りに、脳のなかで細やかに映像をつくりあげることです。言ってしまえば、言葉という記号を、映像へ変換する力こそ、国語力であり、また変換した映像の世界を、言葉に変換して表すこともまた、国語の力です。

 ここであらすじの書き方へ戻ります。望むべきあらすじ技術とは、文章を読み、言葉という記号をすべて映像処理した後、その映像世界を、つたなくても自分の語彙で、表現することです。初期段階では、表現力は二の次でかまいません。

 したがって、一度読み取った内容は、すべて脳の中に、映像として記憶しているはずなので、それをよみがえらせながら、ひとつひとつ言葉をあてればよいのです。いちいち本を読み返す必要はないので、それなりのスピードで仕上げることが可能です。

 もちろん、これ以外にさまざまな技術がありますが、それは授業で行うとして、当塾の、公立中高一貫校コースや小中学生の国語授業では、本物の国語力を養います。







あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者 
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)

*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します