[2012年10月5日]
もしも子供なら、当然大人としての権利を付与されていません。いっぱしの大人として扱うには、あまりに未熟者ですから、教育を受けることでいつか、社会へ出ていくことになります。
しかし、社会へ羽ばたくまでの教育という準備期間を終えたのなら、ここからが大人としてのスタートです。
子供の時代とは全く異なる世界が待ち受けています。すべてにわたって親が庇護してくれていたときはもう過去のこととし、自己責任を担保として自分の意志が一つ一つ決めていきます。
当然何の制限もなく自由に飛び回れるものの、他力ではなく、自分の力に頼るのが原則となります。また事件や事故を起こしてしまえば、自分で解決を果たすこともあれば、場合によっては罪を償うこともあるかもしれません。
生きていくなかで、悲観的な場面に出くわすこともあるでしょうが、それは一面であって、そこには壮大な世界が広がっています。自分の判断によって、いくらでも変わりうる多様な未来は、とても魅力的です。
ただし、ここには条件があります。ある家庭という環境、ある会社組織という環境、ある国にという環境のいずれも、誰かが与えるものではなく、その枠組みをつくるのは、社会人です。子供の身分のときは、未熟だからこそ、教育を受けるのであって、すべては大人たちが用意した枠組みの中で、食事や生活用品、教育などを与えられることで、実は生かされています。
ところが、大人として社会へ出た途端、様々な環境という枠組みを創る側に回ります。当然といえば、当然なのでしょうが、案外このごく当たり前の社会的ルールを見失っている日本人が多いのも事実でしょう。何かうまくいかなかったら、会社と言う枠組みのせい、日本の経済がうまく機能しないのなら、役人や政治家のせい、と一方的に押し付けて、自分自身に刃を向けるのを忘れがちです。
もちろん、ある特権に就く者が、その権限の量において、責任を持つのも道理でしょうが、だからといって、枠組みを創る大人としての役回りを全面回避してしまうなら、あまりに無責任であり、子供の精神を持った見かけだけの大人ではないでしょうか。
考えてもみてください。何もかもが会社や国によって与えられると勘違いしている人がいますが、会社と言う場所、すなわち会社というハードは、実は、からっぽの空間で、人間と言うソフトが機能しなければ、何も起こらない場所です。我々が我々を会社へ与えなくては、何かの商品やサービスをプロダクトすることなどできません。国もそうです。国と言うハードの中に、国民という人材を組み込まなければ、国を運営しえません。
そうすると、残念ながら、今の日本の政治、今の日本の経済が悪いとしたら、私も含めた日本の大人たち全員のレベルが低いからです。簡単に誰かのせいにしたいところですが、大人たる自覚があるなら、どうしたら、日本の、俗に言う「失われた20年(バブル景気崩壊後の1991年から現在までの約20年以上にわたる経済低迷期間)」にピリオドを打ち、新たな発展の時代を生み出せるか、躍動的にチャレンジしなければなりません。
さもなければ、今まさに教育という準備期間にある子供たちへ示しがつかないことでしょう。教育者なら、なおのこと、子供たちへチャレンジやイノベートする生き方を、手本として見せつけなければなりません。
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金賞:Sくん (本八幡校)
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