[2012年10月15日]
好きか嫌いかの判断一つで、その人の未来が大きく変わります。
先日京都大教授の山中伸弥氏がノーベル医学生理学賞を受賞しましたが、山中氏は、きっと何よりも医学の基礎研究が好きで、医学によって人が救われると信じ、自分が信じるその仕事を大変愛している人ではないでしょうか。
同じく過去にノーベル賞(平和賞)を受賞したマーティー・ルーサー・キング氏は、博愛の精神に満ちた偉大な人物ですが、おそらく、平等という精神を愛するからこそ、アメリカで、人種差別を撤廃する公民権運動を推し進めたはずです。
いずれも共通して言えるのは、とことん好きだという思いを精神的エネルギーにしている点です。人類の歴史にその名を刻むのですから、その信念の大きさは測り知れませんが、その始まりはただ好き、だという素朴な思いに違いありません。
しかし、その反対に、嫌いだという思いが先にあったなら、山中氏をはじめとした、世に知られる成功者が、世界にその名を知らしめる功績を挙げることはなかったでしょう。
成績が悪い子供の共通点として、「嫌い病」があります。ついつい口癖のように、「勉強嫌い」「算数嫌い」「国語嫌い」と言葉を吐き出します。嫌いと言ってしまった瞬間に、思考に大きな防波堤を築いてしまうので、いくら勉強したって嫌いな科目を克服することなどできるわけがありません。
そもそも勉強ができるようになりたいと思っているから、その時間をつくっているはずなのに「嫌い」だと思い込むことで、いつまでたっても吸収できません。これから伸びるはずの自分の成長力に対して、思い切りブレーキを踏み、その才能を自らつぶしているのです。自分の才能を自分で毀損するなんて、こんな馬鹿げた話はありません。
「うざい」もそうですし、「面倒」もそうですし、自分の才能を殺してしまう呪文というものがあり、多くの子供が忌み嫌うべき呪文を、ついつい無意識のうちに吐き出してしまいますが、この無意識の言葉は怖いことに、無気力な自分へいざないます。
一方で、とことん「好き」だと思い込めるなら、その吸収力は莫大です。誰だって、本当はノーベル賞のような偉大な賞を受賞できる可能性があるのかもしれません。あまりにノーベル賞というと壮大でしょうが、目の前の学校の成績や入学試験を目指すとき、何よりも、学びの魅力を知り、学問を好きになることがとても大切です。算数、数学には、その魅力がありますし、英語には英語の魅力、理科には理科の魅力があります。
つい無意識のうちに口から出る「嫌い」を封印し、その代わりに、何でも「好き!」と思い込み、熱中できるとしたら、そのときの学習効果はすこぶる高く、大いに上達します。
成績を上げる最良の方法の一つが「嫌いへのブレーキペダル」を破壊し、「好きへのアクセルペダル」をひたすら踏み込むことです。
昔の人は、「好きこそものの上手なれ」などと言ったものですが、まずは、勉強に対して、好きだと思い込むことから始めてはいかがでしょうか。もちろん、当塾の講師陣が、学問の魅力を語り、子供たちをその気にさせてまいります。
あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)
*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します。
特別企画:
全国統一小学生テスト(CMでおなじみ 四谷大塚主催)11月4日(日)開催 小1〜小5対象 申込受付スタート!
お問合わせ先:あっぷ指導会/市川市本八幡校までご連絡ださい。