[2012年11月4日]
周りがそうだから、自分もそうしよう、と思うのは、日本人の国民性です。たとえば、そこに行列ができているとしましょう。それが何を目的として並んでいるのかわからないのに、とにかく並んでしまう人がいたなら、それは確実に日本人でしょう。
こんなジョークもあります。
船が沈没寸前です。すぐにでも、海にとびこまなければ、死んでしまいます。
さあ、アメリカ人に対してなら、「とびこんだなら、ヒーローになれる」といえば、とびこむでしょう。
それがドイツ人なら、「規則だから、とびこみなさい」といえば、そのとおりにするでしょう。
イタリア人なら、「女性にもてるから」とうったえれば、いさんでとびこみます。
では、日本人でしたら、どういえば、すぐに海へとびこむか──
「みんな、とびこんでいるから、あなたもすぐに」と言ったなら、横並び体質の日本人は反射的に海へ入ります。
とにかく、右へならえ、が、最善の精神安定剤となるのが日本人像です。それはけっして笑いごとではなく、現実的にも、よく見受けられます。
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というジョークもありますが、悪事もみんなでやれば怖くないと思うのが日本人です。ゴミがひとつ落ちていれば、たちまち模倣者が増えその場所はごみ溜めになります。
ただ、この性質も使い方次第です。本校では、受験学年になると、ひとりでもふたりでも、授業外学習の参加者を増やします。ひとりではなかなか勉強する気持ちになれなくても、周囲の学習熱が高まれば、自分もそのひとりとなります。みんなが勉強すれば、自分もその環境へ加わり──みんなでともに成績を上げようという気運がたまれば、全体の成績向上度が一気に向上します。
当塾では、このような心理をうまく活用し、ポジティブに集団心理を働かせることで、大きく学習する習慣をつくりあげます。
あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)
*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します。