[2012年11月5日]
今年の5月のことになりますが、スイスの経営開発国際研究所(IMD、ローザンヌ)が「国際競争力年鑑」を発表しました。これによると、世界の国・地域で競争力が1位なのは昨年に続き香港だそうで、日本はというと、前年の26位から27位へ落としています。かつて日本は世界で最も競争力が高い国とされていましたが、1991年のバブルの崩壊以来、国際競争力は落ちていく一方です。
ちなみに、国の豊かさの指標である国内総生産(GDP)については、実は、日本の人口が1億2千万にものぼるので、総力戦ではなかなかの数値です。現在、アメリカ、中国に次いでの3位ですが、ただしこの数値も、人口がいずれ8千万人規模になることを想定すると、市場規模の縮小に伴い、GDPは下落の一途をたどることが予想されます。
さらに追い討ちをかけるように、国の借金は、現在900兆円を超えることを考え合わせると、おそらく日本の閉塞感は簡単に出口が見つかりそうにありません。
うまい具合に国という枠組みが機能しない今、個人が強くならなければなりません。その意味でも、個々人が生きていく上で、豊かな思考力を身につけることが求められます。
いまこそ、教育の出番のときです。
ただ大学という肩書を得ればよいという時代を終え、「社会に出て活躍できるに足る思考力」こそ育てるのが、まさに真の教育の力です。
あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)
*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します。