[2012年11月17日]
先日、「伝説のスピーチ」というタイトルで、スティーブ・ジョブズの言葉を引用しましたが、プレゼンテーションの名手ジョブズ的にいえば、One more thing──です。
粋な彼流のパフォーマンスとして、新製品のプレゼンテーションの最後に、One more thing と言って、もうひとつおまけを付け加えることで、わーっと観客の喝さいを引き出す方法をとることがあります。
本日は、「伝説のスピーチ」のまさにOne more thing──です。先日同様にスタンフォード大学のスピーチからの引用となりますが、心底「生きる」と言う意味を考えさせられます。
「When I was 17, I read a quote that went something like: "If you live each day as if it was your last, someday you'll most certainly be right." It made an impression on me, and since then, for the past 33 years, I have looked in the mirror every morning and asked myself: "If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?" And whenever the answer has been "No" for too many days in a row, I know I need to change something.
私は17歳の時、このような何かの引用文を読みました。『毎日毎日、これが自分の人生最後の日と思って生きるなら、いつか確実に、正しい行いになる』 その言葉は私にとって印象的でした。そしてそれから33年の間、私は毎朝鏡を見て自分へ問いました。『もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうと考えていることは本当に自分がやりたいことなのだろうか?』 その答えがノーである日がずっと続くとすれば、何かを変える必要があると気づきます」
あの日のジョブズが真剣に語るように、「もしも今日が最後の日だとしたら、本当にそれをやりたいと思うのだろうか?」──と、この言葉を突き付けられたとき、人は一体どんな反応を示すのでしょう。
もしも今日が最後の日だとしたら──と自分へ問い、それなら、自暴自棄にその日を過ごしてしまえと、投げやりな判断をする人もいるかもしれません。
しかし、実際には、世の中決して捨てたものではありません。むしろジョブズのこのメッセージを耳にして以来、ジョブズのように真剣に生きることを誓った人は、きっと世界にたくさんいるはずです。
繰り返します。
『もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうと考えていることは本当に自分がやりたいことなのだろうか?』
このジョブズの美しいソウルフルの言葉に感銘を受け、このメッセージが口ぐちに伝えられ、人の心をとらえ、感動で身体をふるえさせ──そしてまた誰かのメンタリティーにほんのりと溶け込んでいくとしたら、その心と心をつなぐ循環は、とても壮大です。
彼の伝説的スピーチの一部分のセンテンスとして、強いインパクトを残しながら、力強く、決して時代に摩耗することなく、後世へと伝わっていくに違いありません。きっといつの時代にあっても、人生の岐路に立ち、真剣に悩む学生たちへ、きっぱりと決断する勇気を与え、前へ進む膨大なエネルギーを注入してくれるはずです。
『もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうと考えていることは本当に自分がやりたいことなのだろうか?』
本当に何度も噛みしめたくなるような言葉です。
あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)
*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します。