[2012年11月18日]
本日のブログテーマは、世界を牽引するある会社のお話です。
1998年に設立したので、まだ創業より15年に満たない企業でありながら、すでに120億ドルを超える売り上げ(2012年第2四半期ベース 前四半期1−3月106.5億ドルから35%up)を誇っています。今まさに世界で最も成長力ある、この最先端企業体といえば、そうです。──グーグルです。
言わずと知れた、検索エンジンの会社で、「世界の情報をすべて整理する」というビジョンをもって、急成長を遂げています。日本でもすでに、インターネットを使って検索することを、「ググる」と言うなど、若者を中心に浸透度が高い会社だといえます
広告の市場において、テレビ業界や新聞、出版業界は斜陽の時代に入り、その覇権を握りつつあるのは、IT産業です。その中でも、グーグルは、かつて先駆的役割を担ったヤフーをはるかにしのぎ、世界の産業全体のリーダーとなっています。
当然最先端の技術を駆使する企業にあって、そこで働く人材のレベルは高く、世界で一番優秀な人材を集めるといわれるのもまた、グーグルだといわれています。
さて、そうすると、世界の頭脳と呼ばれる組織がどんな人材を集めるか、気になる話ですが、実は──4つの採用基準があるそうです。
? 頭の良さ:知識があるかどうかではなく、未知の課題に対して、答えを導き出す道筋を論理的に構築できるか
? これまでの職務実績や社会貢献:イマジネーション豊かに具体内容を説明できるか。きちんと結果を出してきた人間であるか
? リーダーシップ:チームやプロジェクトを率先して牽引する能力があるかどうか
? コミュニケーション能力:どんなに能力があっても、一緒にいて愉しくない人、高飛車な人は除外される。アイデアを出し合い、互いに論を積み重ねていくことで、一層高い次元へと発展させることができるか
一方、日本のマジョリティーの学生が、この基準を満たしているか──と問われれば、かなり距離を感じずにはいられません。手厳しいことをいえば、日本の多くの学生は、次の4つに当てはまりがちかもしれません。
? 一問一答型思考:一問一答的に対応した知識はあるが、論理的に問題を解決するのが不得手。
? 自分の経験への認識不足:自分が経験したことについてオリジナリティ、リアリティが感じられない。どうしても他人事のような話で、ドラマ性がない。生き生きとした描写力に乏しい。
? 横並び意識:主体性がなく、周囲の行動に合わせたがる
? 親和欲求:協調性が高いというよりは、どちらかといえば、共依存の関係になりやすく、足を引っ張り合ってしまう
もしも日本学生の典型例とグーグルが示す4つの基準からの距離を感じるのなら、日本の教育の在り方を本気で考えなおす時期に来ているのだと思います。
すでに衆議院の解散が決まり、大きく政局が動く流れになっておりますが、日本の政治も、経済も、そして教育もまた、新たな時代へ向かうべく、大改革が必要です。
あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)
*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します。