[2012年11月22日]
脳の発達は、時期によって、その形成の性質が異なります。大きく分類すると、以下6種類の期間があると言われています。
胎児期:
聴覚、味覚、温覚などにつながる「*髄鞘化現象」が始まる。
乳幼児期:
0〜2歳 「まねる」という配線がなされる 親の愛情を受け取り、親を観察し、模倣 まねる作業が脳をはぐくむ
幼児前期:
2〜4歳 「まねる」が拡大し、考えることが芽生える 意欲が出始める
幼児後期:
4〜6歳 模倣を中心とする配線からさらに、自分で行動し、自分で考え、自分を主張し、自分で作り上げるという配線ができる 何にでも興味を示し、やる気を起こす
学童期:
6〜10歳 今までにできた回路がさらに複雑化 知識や情報とも結合していく時期
青少年期:
11〜20歳 すでに形作られた器に情報を入れていく時期 知能そのものが発達 とくに創造性に関する知能は比較的遅くまで伸びる
*髄鞘化現象
外部刺激が繰り返されると、脳の神経線維に不伝動体ができるが、これを髄鞘という。髄鞘ができる現象を「髄鞘化現象」と呼ぶ
子どもの時期に、脳が育つということは、いかに、子どもの時期に、教育をほどこすことが重要であるか、はっきりとわかります。また、漫然と教育という言葉をふりかざせばよいというのではなく、脳科学に基づく教育の工夫に、塾人は力を尽くさなければなりません。
折しも、ただいま定期テスト期間にあり、子どもたちが教室につどい、学習にいそしんでいます。もちろん受験生が数多くおりますので、上記の分類では、割合として、青少年期にあたる子どもたちがほとんどです。
確かに、11〜20歳の青少年期は、脳という器に、多くの情報が注がれることで、知能が発達する時期です。昨日まで、解けなかった関数の問題や、関係代名詞の組み立て方が、一日もすれば、その論の情報が思考上、きちんと整理され、完全克服を果たしています。
彼らと長い時間を共有できることもあり、大いなる学習の成長を、毎日のように眺めることができます。ひたむきに学び、そして、一日経過すれば、大きな成長の痕跡を残す様子は、まさに絶美です。
あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)
*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します。