[2012年11月23日]
当節、多くの方々よりお問い合わせいただき、ありがとうございます。本当に微力ながらも、「人に信頼され、人がつどう塾づくり」に努めておりますが、皆さまからご期待の言葉を寄せられると本当に、塾人冥利に尽きます。
さて、ただ今、「2月スタートの小学生新年度コース」に合わせる形で、とてもうれしいことに、小学生を中心に、数多く体験授業を申し込んでいただいております。
その中で、親御様のご相談として拝聴するのが「算数が苦手」、「国語が苦手」というお子様への評価があります。
確かに、学校のテストで、点数が伸び悩んでいるようですが、実際に、体験授業にて、そのお子様の理解力や処理能力を確認すると、きらめく才能を感じることがあります。決して能力値は低いわけではありません。それなのに、現実としてテストで点数がとれないというケースは、実はよくあることです。
では、算数を例に出しますが、何が算数の点数の足を引っ張るのかというと、要因はいくつかあります。
一つ目は、頭の中だけで処理して求めてしまうからです。ノートを使い、手を使い、図示という方法をもって、プロセスをたどっていかなければ、どこで間違ったか確認できません。
また設問の内容をすべて、一つ一つ絵にしてから計算式を立て、答えをたどらなければ、脳の中に一つ一つつながっていく回路ができません。
さらにいえば、ノートにのこす作業を怠るならば、いずれ確実に訪れる忘却期間に、立ち戻れる場所がなく、一からやり直しとなって、作業時間が余計にかかってしまうことになります。
二つ目は、答案の作成術です。問題は基本的に簡単な問題が前半にあり、概ね後半に行けばいくほど難しくなります。いかに簡単な前半問題でケアレスミスがないかによって、得点力が大きく変わってきます。最初の設問と最後の設問はあまりに難度が違うのに、配点が同じだとしたら、どちらを確実に点数化するかは言うに及びません。成績の良い生徒の特徴として、確実に簡単な問題で得点を取得します。その代わり、いわゆる難題は彼らだって歯が立たないので、上手に落とすべき問題を落とすという選択をとります。
そして、最後三つ目ですが、解法の技術です。算数でいえば、つるかめ算や面積図、ダイヤグラムなど、知っているからこそ、すぐに解ける技術というものがあります。残念ながら、このような必殺技をなかなか教えてくれる学校はありません。ただ知能指数が高いという理由だけで、解法の技術なくしてスラスラ解けるものではないので、いわゆる特殊算をマスターすることは、「なるほど」の納得刺激を誘発させながら、いっそう自分の脳の力を高めてくれます。
きっと、「ノートを使い図示を駆使するプロセス学習」と、「得点力を上げる答案作成術」、そして「様々な解法技術」を獲得することで、どこまでも豊かに思考力は広がっていくはずです。
あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)
*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します。