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個別・少人数集団の塾「あっぷ指導会」
船堀校(あっぷ船堀)

[2012年11月26日]

塾・市川市本八幡の学習塾:解決

 受験期の子供たちの心は極めて繊細です。
 中間や期末の定期テストが近づくと、吐き気を催したり、中にはパニック障害に陥る子供もいます。

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 物事をネガティブに考えることはある意味、危機意識を抱くことなので、たとえば先々試験がある場合、学習において計画性のある生活を送ることが可能でしょう。言うなれば、悪い結果を想定し、それを避けようという気持ちこそが、自己管理の端緒になるともいえます。
 しかし、あまりにマイナス思考が強すぎてしまえば、精神的にまいってしまいかねません。冒頭に述べたように、精神疾患を誘発し、大切な試験自体を棒に振ってしまうかもしれません。ともすると頑張りすぎる、あるいは神経質すぎるというのは、へたをすると諸刃の剣となります。

 一方、物事をポジティブに考えるのはどんな効果をもたらすでしょう。何事も前向きにとらえ、うまく学習に取り組むならよいですが、過度な楽観主義は、自分に甘さをもたらします。この甘さゆえに最後の詰めを怠ることもあるでしょう。徒然草に高名の木登りという話があります。有名な木登り名人の男は、高い木に登らせ枝を落とす作業をさせているときは全く注意しません。しかし、作業が終わり軒の高さくらいまで降りたときに、「気をつけなさい」と注意を向けます。人間は最後の最後で油断をして大けがしがちだからです。楽観視に対する警鐘がこの話にはあります。

 マイナス思考もプラス思考も万全ではないとしたら、さて受験生はどう学習に臨めばよいのでしょう。
 気持ちを単純なプラスにもっていくかマイナスにもっていくかと考える方法ではなく、常に解決策を見出すことに力点を置く、ブレイクスルー思考というのがあります。
 とかく変革の激しい産業界において、もはや過去の経験値のみに頼ることは化石にも似た考えです。継続的なイノベーションを余儀なくされる世界では、目の前の障壁を打ち破るために効果的な解決策が必要です。
 説明をすると長くなるので割愛しますが、簡単に言うと、「なぜ?──」という問題の原因追求を排除し、「どうするか?──」という解決型の考えが、繰り返されることで変革が継続します。受験生なら変革は思考力の成長を意味します。

 受験に限らず、自らの成長を望む人ならば、ぜひともブレイクスルー思考を実践し、突破口を切り開いてみてはいかがでしょう。




あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者 
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)


*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します。