[2012年11月30日]
2012年の本年は、珍しくも、全世界的に、国のトップ選びが目白押しの年です。
すでに台湾、ロシア、フランスと続き、大注目のアメリカ大統領選は、オバマ大統領の再選が決定しました。前回大統領選にて、掲げた「チェンジ」をもっと前進させたいと「フォワード」をスローガンとし、長い選挙キャンペーンを展開してきましたが、世界で最も影響力があるといわれるアメリカ大統領が決まったわけです。
さらにはこちらも、世界的な影響度が強い国ですが、11月の中国共産党大会では、当初の予想通り、習近平氏が、最高指導者であった胡錦濤の後任として、第5代中国共産党中央委員会総書記、第6代中国共産党中央軍事委員会主席に就任となりました。
そしてもうひとつ、次月12月には韓国大統領選挙があります。12月19日のこの投票日にて、本年の世界的なトップ選びが終わりとなるかと思っていましたが、いやはや、急遽、我が国日本の出番です。
いきなりの、衆議院解散が宣言され、韓国大統領選より一足先、12月16日にあわただしく総選挙の投票日程が定まりました。
前代未聞の、政党乱立状態となり、おやっと首をかしげたくなるような政党名がいつの間にやら現れるような、そんな奇妙奇天烈な選挙戦なり、おそらく戸惑っている有権者も多いのではないでしょうか。
仮にも政党の代表者を集めた公開討論会をしようものなら、もはや議論にならないような状態となり、とり散らかる一方の情報を収集するにも厄介で、判断が停止しかねません。いかに日本と言う社会が、あまたに渡り、混乱、混迷、狂乱しているかを、残念ながらシンボライズしているということなのでしょう。
ちなみに、ある週刊誌が、「いちばんダサい政党名はどれ?」と特集化し、そのアンケート結果を掲載していましたが、ぶっちぎり第1位に輝いたのが「国民の生活が第一」だそうです。
ただこの混乱総選挙戦は、決して他人事ではありません。私たち国民自身の、整理がつかず何も決められない脳の中を、そのまま鏡映しにしているようなものです。あまりに無責任にも立候補者をあざ笑うなら、同時に自分たちの滑稽ぶりをののしらなくてはなりません。
望むらくは、自らの力不足に反省しながらも、我々は我々自身で解決の道を模索するべきですが、教育に従事する者としては、教育の力をもって次世代の精鋭たちを世に輩出することです。
もちろん有権者の一人として、真剣に選挙権を行使したいと思いますが、今まさに、受験に注力する時期にきて、自らの仕事に対して真摯に取り組む──この一点に、尽きます。
あっぷの成績向上プロジェクト 成績優秀者
金賞:Sくん (本八幡校)
銀賞:Hくん (西葛西校)
銅賞:Mさん (船堀校)
*当塾成績向上委員会が、教室推薦を受けた生徒の成績を判断材料とし、厳正な審査の下、決定致しました。また学習の一助となることを願い、当塾代表より表彰し、図書券を贈呈します。