[2012年12月21日]
【本八幡教室情報 受験対策月間】
受験相談会実施(公立入試内申点基準 併願優遇 塾推薦等説明) 12月22日(土曜日)まで
過去問対策学習会スタート! 12月から
ややいぶかしい話ですが、古代マヤ文明の暦で「世界終末の日」とされるのが、2012年12月21日だそうです。
ということで、カレンダーを見たら、びっくり。今日がその日です。もしもこれが本当なら、今日世界が終わりだそうですが、いえいえ、きっとノストラダムスの予言や、各種終末思想がそうであったように、当分地球の未来は続くことでしょう。
もちろん億の年をはるかに超えるスパンで考えれば、今の地球の姿は随分と変わり果て、人類が住める環境にはありません。1年間に月は地球から3センチずつ離れているので、50億年程度たてば、地球から月が完全に離れてしまい、地球は地軸のバランスを崩し、季節が安定しない環境となってしまいます。またその頃には、太陽の膨張により、地球が飲み込まれていることでしょう。
まあ、何にせよ、いつか地球自体が滅ぶのは事実として、当面はどうにか人間が住める地球環境は維持できるはずです。おそらく人類の歴史は700万年といわれていますが、その100分の1程度は続くのではないでしょうか。100分の1程度といったって、7万年続けば、充分すぎるくらいの、世代の交代が行われ、未来は在り続けるわけです。
終末思想よりも、未来です。
教育は希望ある未来を語らなくてはなりません。そのためにも、昨日のブログにも記したように、人材3要素です。何よりも、教育が、情報受信型、自己決定型、自己解決型の人間を創造することです。
さて、日本の政治もまた、大変偉そうに申し上げて恐縮ですが、この3要素型にぜひともなってほしいと望みます。まずは民主主義を選択した国ですので、民意を反映させる情報受信型政治にあるべきです。そして次に「判断をうやむやにせず決断する勇気」を持つ自己決定型です。さらに三つ目、仮に勇んだ判断が間違えたとしてもそこで諦めず、飽くまでも解決に向けて挑戦し続ける自己解決型となってほしいものです。
すでに閣僚人事の話題が取りざたされ始めていますが、自民党の安倍晋三総裁は、新内閣に谷垣禎一前総裁を起用する方針で、総務大臣が有力視されています。その他にも石原伸晃前幹事長や、安倍氏に近い山本一太元参院政審会長、下村博文元官房副長官の入閣が取りざたされています。
先日、日経平均株価が1万円台にのったこともあり、幸先のよい船出となり、真っ先に日銀との間でも調整を進め、10兆円規模の追加金融緩和策が決まりました。また安倍総裁自身の考えとして選挙公約でも掲げていた、いわゆる物価目標についてですが、2%の上昇率を目指すのか、日銀が主張してきたように1%となるのか、今後検討されていくようです。
ところで、19日財務省が発表した11月の貿易統計速報(通関ベース)によると、貿易赤字が9534億円となり、過去3位の赤字幅で、年間ベースでみたとき最大の貿易赤字を記録しそうです。もちろん東日本大震災による影響が大きいですが、我々が不覚にも選択した政権与党が無力だったことが原因です。とどのつまり、我々国民の力不足がたたった結果だともいえます。
とにかく次期政権に至っては、民主党がしきりに主張しながらその約束を反故にしてきた「政治主導」の印象が今のところ鮮明であるので、期待感が持てます。変化の激しい時代にあっては、何よりもスピードが命であり、それこそ、情報受信型、自己決定型、自己解決型の3要素を兼ね備えた強いリーダーの存在が不可欠です。
先ごろのニュースで、入札ごとに手数料が上乗せされるペニーオークションを巡る詐欺事件が取りざたされており、その中でも問題視されているのが、社会的影響力がある芸能人が掲載した捏造記事です。オークション主催者より、30万円から40万円程度の謝礼をこっそり受け取って、その見返りとして、「ペニーオークションを使い、安い金額で商品を落札した」と嘘のブログ記事をつくるというのですから、あまりに悪質です。
ただこれに対して、アメーバブログを運営するサイバーエージェントは、ガイドラインの見直しに着手すると発表し、ステルスマーケティングの撲滅を訴えるなど、対応は早く、好感が持てます。何にもまして、失敗したときの即座の主導的改善力が問われる時代であり、政治にも経済活動にも求められるのではないでしょうか。
さて、リーダーといえば、米誌タイムは19日、恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年を代表する人)」にオバマ大統領を選んだと発表しました。初当選した2008年にも選ばれているので、今回で2回目です。その一方、実はオンライン投票による読者投票1位は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記でしたので、驚きます。続けますが、2位は米司会者、ジョン・スチュワート氏が入り、目立つ所では、ミャンマーの民主化運動指導者のアウン・サン・スー・チー氏がベスト5入りしています。ちなみに、読者投票では、オバマ大統領は18位でしたので、やはりかつてのような熱狂的オバマ支持者は影を潜め始めているのかもしれません。
またとある記事によれば、今回の総選挙で、菅直人前首相に挑み、結果的に落選した横粂勝仁氏が、今回の選挙費用で、「1000万円の借金を抱えることになりました」と発言しています。横粂氏の苦労を見るに、簡単にリーダーになれるものではない政治の世界の難しさを物語っているのかもしれません。
理想を掲げるだけなら誰でもイメージが喚起できるでしょうが、実に政治とは難しいものです。国民の幸せをかなえるために、リーダーシップを発揮し、実行するとなると、思うようにならないのが政治の力学です。
いわゆる第3極といわれる勢力もまた、一枚岩の動きがとれなかったので、中途半端に終わってしまった印象が強いのは残念な限りです。もっともかつての民主党のように、選挙に勝つためだけを目的とした寄り合い所帯化になれば、同じ過ちを繰り返したかもしれません。その意味において自民圧勝劇に終わったことは、結果論的に得策だったのでしょうか。
この評価は、安倍政権発足後、どれだけのリーダーシップをとり、どれだけ失敗をおそれず、解決へ向けた策を打ち出されるかにかかってきます。私たち一人一人もまたどのように世論を形成させ、政治に反映させていくか、本当に問われます。何よりも幸せを受けるのが、主人公たる国民であると望むなら、サイレントマジョリティであってはなりません。
だから今、一人一人の力が試される時代にあって、教育を受ける課程にいる者は、まずは自らひとり立ちしていかなければなりません。そのために、教育が存在するのであって、そのなかに進学という方法があります。ただし間違ってはいけないのは、進学は最終目的ではなく、ひとりの社会人になって、世の中で活躍するための手段という位置付けです。
大学を出ればどうにかなるというのは幻想であって、優れた学びの場を得ることで、社会に出て活躍できるだけの思考力を身につけなければなりません。その意味では、大いに大学進学をかなえ、それ以上に、その優れた学習環境で、自ら生きていく力を養ってほしいと強く望みます。さもなければ、教育なんてバッタもんです。我々はただの教育バカになってはいけません。世の中に出て活躍する仕事人になってこそ、燦然と教育は光り輝くものです。
東大へ入学して東大を出れば、人生バラ色というのは幻想であって、東大の中でも、本当の意味で仕事ができる人間と、ペーパーテストで高得点をとることしかできない不器用タイプがいるのもまた現実です。
とはいうものの、子供たちが本気になって学び、合格という報を受けたとき、跳び上がりたくなるくらい嬉しいのは偽りのない事実です。しばしの喜びかもしれませんが、この朗報は何よりも代え難いものです。
時期としては、センター試験の始まりまでひと月を切りましたが、すでに当塾では「学習院大学経済学部経営学科」「都立荏原看護」「東京農業大学応用生物学部醸造科」の合格が出ています。
そしてここへきてまだまだ冬の季節ですが、サクラサク朗報です。[BLUE]「武蔵野大学グローバルコミュニケーション学部」への合格を果たしました。この合格がその先の未来にコネクトすると信じるからこそ、嬉しさも満開です。