[2012年12月31日]
世界で最も使用されるインターネット検索エンジンgoogleで、2012年最も検索をかけられたワードは、2月に亡くなった「ホイットニー・ヒューストン」だそうです。
また読売新聞の読者投票による「日本の10大ニュース」にて第1位獲得は、「ノーベル生理学・医学賞受賞の山中教授」とあり、妥当な線かもしれません。朝日新聞でも同じ結果が出ていたようです。
このほか、東京スカイツリー開業、ロンドンオリンピック、金環日食あり、地下鉄サリン事件特別手配犯逮捕、オバマ大統領の再選、中国のトップ交代、日本の政権交代ありと話題に事欠かない一年だったかもしれません。
年の瀬になると、一年を振り返る特集記事が数多くありますが、やはり気になるところで、記事を見て改めて、今年はこうだった、ああだったと自分で思い、人と語らうこともあります。
言うにおよばず、もうすぐ2012年という年が終わろうとしています。歳末というこの時期は、地球の公転周期に合わせて決められた大きな区切りとなる節目ですが、なぜだかとても不思議な感慨に浸ります。その年の最後は、明らかに、各月の最後、ある週の最後とは異なる何かがあります。
もしも同じヒトとしての営みがあるなら、家族と言う絆、仲間という絆、社会という絆、日本、世界の住人という絆がつながるようなイマジネーションが働きます。
きっと、どうにか一年を過ごしてきた者たちだけが、この地球上で起きた出来事を共有できる感覚になるのでしょう。はっきりと目には見えませんが、しっかりとそこにある一体感のような心理が、どこか心地よく感じるのかもしれません。
それがもっと近い距離にあって、たとえば目指すゴール、登りたいと願う山頂を共有しているなら、もっともっとその思いはひとしおです。
さて、明日です。一年の締めくくり、オオトリに持ってこいのメインイベントです。この一年、仲間たちや講師陣と切なる思いを共有し、最後にふさわしい場こそ、「正月特訓」です。
渾身の力でその年の貴重な最後の日を終え、ぜひまた始まりの年へ。躍進、成長の年へ。
今一度振り返るに、12月には、マヤの終末論で話題になった一年でもありましたが、きっと地球は回り続けます。我々もまた一つ実を結ぶことで喜びもあれば──うまくいかず悔しさゆえに歯を食いしばることもあれば──ただただ一心にそうなりたい自分があって、だからこそ無我夢中になれる自分を少しは好きになりながら──存分に掛け替えのない営みを続けるはずです。
誰かが誤って創ったのか、後世の解釈がでたらめなのか、いずれにしても古い予言などに縛られるものではありません。
きっぱり申し上げれば、学びの力を得ることでのみ、その人オリジナルの貴重な歴史を、この世界に確かに刻むはずです。