[2013年1月4日]
【本八幡教室情報 受験対策期間】
1月の入試対策学習会(中3・小6) いよいよスタート!
完全に不安が払拭されたわけではないでしょうが、昨日3日ニューヨーク市場で、大幅に株価が上昇しました。それだけ、財政の崖問題による悲観論が大きかったからなのでしょう。米国の上院、下院にて、財政の崖関連法案が可決されると、その反動大きく、市場では好意的に受けとめられたようです。
まだまだ予断は許せないのでしょうが、ひとまず財政の崖からの転落を免れたことはとても大きく、すでにロンドン市場でも株価の上昇を見せています。ここで留意すべきは、どこかの国で風邪をひくと、たちまち感染してしまうという世界のつながりです。テクノロジーの進化によって、瞬時の電子取引が可能となった時代において、狼狽売りが加速することもあれば、一気に信頼を取り戻すことだってあります。
何にしても膨大なあらゆる情報がデジタルに圧縮されて、たちまちインターネットを通じて、世界全体を駆け巡る時代にあっては、もはや米国の財政問題は一国のダメージにとどまりません。一番の懸念である歳出削減については、結局2カ月先送りしただけですので、少なくとも2カ月後には決着しなくてはなりません。この次の決断を、確実に世界各国の市場は待ち構えているはずです。
そうすると、アメリカが熱を出すと、途端に日本にも問題が波及することでしょうし、そもそも日本国内の経済状況が、失われた20年の下、まだまだ脆弱です。いくら期待値の高い安倍危機突破内閣がスタートしたとして、くれぐれも国際市場という世界の荒波におぼれるようなことはあってはなりません。
さて、 マイナスがマイナスを呼ぶこともあり、これが景気なら、負のスパイラルなどという言い方がありますが、日本の景気はいまこのただ中です。切り返しのタイミングとして、まさに今、という流れのなかで、安倍新政権による政治運営がスタートしたわけですが、当分の間、目が離せません。
もちろん日本のかじ取りは、我々の生活に直結するので放っておくことはできませんが、それよりも、まずは、自分です。教育の場です。
当塾は今冬の講習期間にあり、本日4日から6日までがいよいよ最終タームです。特に受験生ということになれば、節目節目で成長の度合いを見定め、場合によっては、戦略的に方向の修正を検討することも必要です。
いずれにしても、時間は有限です。この有限の時間をどう費やすかによって、人生いかようにも可能性を無限大にすることもできますが、それはさておき、年が明け、センター試験まで残すは2週間ほどです。受験生たちのイノベートの日々は続き、そして入試本番突入となります。
一人一人が競い合い、高め合う真剣勝負してこそ、社会全体のレベルを引き上げます。我々の暮らす社会を豊かにするためにも、まずは個人レベルの勇ましき大決戦です。