[2013年1月6日]
【本八幡教室情報 受験対策期間】
1月の入試対策学習会(中3・小6) いよいよスタート!
何かが終わるということは、何かが始まる──ということです。
たとえば、昨年2012年は本当に書店で本が売れなくなり、「新刊書籍の6〜7割が発売元へ返品される」との事態を招いていると言います。この大きな原因は、電子書籍化が進んだことが一つ。もう一つ挙げるとすれば、インターネットです。ニュースサイトの記事やブログも含めたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービスsocial networking service)へ費やす時間が長くなったことも、新聞まで含めた紙媒体離れを引き起こしているのでしょう。
要するに紙媒体の時代が終わり、電子書籍、インターネットで情報を得る時代へと突入しています。
また百貨店やスーパー、コンビニなどの流通業も苦戦が強いられています。一時期、上り調子だったヨドバシカメラやヤマダデンキ、ビックカメラなども危機感を募らせ、テレビショッピングでおなじみのジャパネットタカタも、成長戦略に翳りが見え、食品や衣類などの販売に力を入れ始めたそうです。
私自身もそうですが、世の中の買い物の仕方が大きく変わってきました。アマゾンや楽天などのインターネットショッピングのサービスを利用することもあれば、時には海外のサイトを使って買い物するようになったのですから、そうすると年間で見た時、直接店へ出向いて買い物をする回数が減り、スマートフォン一つあれば、いとも簡単にインターネット上で契約し、家にいながらにして、ほしい商品が届けられます。とくに私自身、実感するのは、本屋へ行く回数が減り、インターネットを利用して購入することが頻繁になっています。
明らかに、直接身体を運んで買い物する習慣が失われ、家に居ながらのネットショッピングの習慣が始まりを見せています。
すでに音楽業界では、Apple社の戦略により、CDの販売を通して、音楽を聴くという時代が終わり、これもまたインターネットを介して、ダウンロードすることで、音楽という情報を購入する時代が日常化しています。
さらにもうひとつ。何かを調べたければ、かつてなら図書館に足を運んだものですが、その習慣が失われ、検索サイトグーグルを使って、いわゆるググって、調べ物をする時代です。
おそらくチェンジの時代は続きます。携帯電話からスマートフォンへの切り替えは、我々のライフスタイルを大きく変えましたが、さらに未来には、新しい形のライフスタイルが待ち構えていることでしょう。がらりと我々の見える世界を変え、ずっしりとした重さをもって、我々の物事の考え方まで影響を与えるはずです。
そうすると、教育もまたイノベーションです。教育だけが時代のひずみに埋もれてしまうことはあってはなりません。ただ漫然と続きがちな現状維持の思想を終わらせ、ひたむきに勇敢な挑戦を貫くことです。このリアルチャレンジこそ、本物の教育──と信じることです。
さて、おかげさまで、本日1月6日(日)にて、冬の講習会全日程が終了します。正月特訓まで含めますと、全19日間の熱き学習の日々に区切りがつき、そして、7日(月)、8日(火)のお休みを挟み、1月9日(水)から3学期の授業がスタートします。
終わりは、やはり次の始まりです。
次の果敢なリアルチャレンジが、教育に力を与え、決して見かけ倒しなどではなく、教育を本物にします。