[2013年1月9日]
【本八幡教室情報 受験対策期間】
1月の入試対策学習会(中3・小6) いよいよスタート!
世界で最も注目を浴びるのは、サッカーというスポーツですが、2012年度のFIFAバロンドール(年間最優秀選手賞)に、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが選出されました。史上初、4年連続で最多となる4度目の受賞の栄誉に輝きました。
そのプレイスタイルは、あたかも魔法のような技術を駆使し、一人で何人もの世界的プレイヤーを抜き去ってゴールエリアに持ち込み、たちまちゴールを決めることもあれば、チームの戦術の中で、連携力に優れながらも、時おりファンタジーのような足技を見せ、観客にどよめきを与えることだってあります。
やはり、世界一の選手だからこそ、際立った個性を放ちます。メッシはメッシであって、他の選手に代役はとてもではありませんが、務まりません。
一方、唯一無二の個性を持つメッシとは歴然と対極を行く単語として、コモディティ化(commoditization, commodification)という言葉があります。この意味は、差し詰め「機能・品質などの差・違いが不明瞭化、あるいは均質化すること」といったところでしょうか。
一般にコモディティ化は、悪い意味で使われます。たとえば、ひとつ例を挙げましょう。比較的、販売当初は、他社に先駆けていたことで、高価格だったものが、呆気なく競業他者の類似品が市場に出回ることで、低価格化、普及品化してしまいがちです。こうした例もまた、まさにコモディティ化と言えます。
さて、最後に教育論です。これから世に出る才能たちを、決してコモディティ化してはなりません。はっきり断言します。アンチ・コモディティ化こそが、人材育成において求められます。